KAT-TUN×櫻井翔のコラボ、中居正広への愛伝えたKis-My-Ft2……ジャニーズ夏の音楽特番名シーンをプレイバック

 7月に入り次々と放送された音楽特番には、ジャニーズアーティストも数多く出演しパフォーマンスを披露した。本稿では放送された番組の中から、印象的な場面やコラボなどについて振り返りつつ、その反響などを確認していきたい。

1年半ぶりのサクラップにファン歓喜

 櫻井翔が総合司会を務めた『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)でジャニーズアーティストのスタートを飾ったKAT-TUN。当日はメンバーの上田竜也と中丸雄一が新型コロナウイルス感染により出演を見合わせたため、「CRYSTAL MOMENT」を亀梨和也1人のみでパフォーマンスすることになった。そこで同曲のタイトル、ラップパートの詞と構成を提供した櫻井が急遽サポートするという、先輩後輩のコラボが実現したのだ。2020年末に嵐がグループ活動を休止して以来、櫻井が音楽番組でラップを披露するのは約1年半ぶり。本番では亀梨と息の合ったラップを披露した。同曲のレコーディングでは、櫻井が3人に直接アドバイスしていたこともあり、楽曲に対する思いも伝わってきた。『THE MUSIC DAY』としても3年ぶりとなる有観客での開催であり、ペンライトで色鮮やかに染まった客席も大盛り上がり。後半は亀梨が上田と中丸のうちわを手にし、グループの絆の強さも示したのだった。

 さらに、同番組の名物企画である“ジャニーズシャッフルメドレー”では、8グループ総勢43名がシングル1位をとった先輩グループの名曲をカバー。山田涼介(Hey! Say! JUMP)、岸優太(King & Prince)、岩本照(Snow Man)が田原俊彦「抱きしめてTONIGHT」で見事な足さばきを披露するなど、ジャニーズの歴史と層の厚さを感じさせた。

堂々のトリを務めたNEWSの勇姿

 7月13日には、相葉雅紀がMCを務める『2022 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)が生放送で届けられた。番組冒頭からNEWS、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、なにわ男子のコラボによる「weeeek」が披露され、華やかなスタートを飾った。またHey! Say! JUMPのメドレーでは「ウィークエンダー」でなにわ男子と共演。山田に憧れてジャニーズ事務所に入ったという道枝駿佑は、憧れの先輩との共演ということもあり、緊張しながらも喜びの笑顔でパフォーマンス。ラストでは山田と道枝が仲良く肩を組む姿や、有岡大貴と大橋和也がはしゃぐ姿、伊野尾慧と大西流星によるあざと可愛いペアなど、同番組ならではの2ショットで締めくくった。

 さらに、異色コラボとして20th Centuryとミッツ・マングローブ率いる星屑スキャットによる少年隊「君だけに」を披露。坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の安定感溢れるダンスと歌声、ショーアップされた演出で魅了した。

 そして特筆すべきは、同番組にて初のトリを飾ったNEWSによる「LOSER」だ。フェスを彷彿とさせるワイルドなTシャツ姿の3人が〈這い上がれLoser〉〈笑顔じゃなくても涙、晴れるさ〉と力強い歌声で届けたメッセージは、多くの人の心に響いたに違いない。何より、今現在のNEWSが、同番組に出演したジャニーズグループの代表として堂々とエンディングを飾った姿は、筆者を含め多くのファンに感動を届けたのではないだろうか。

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