『音楽の日2022』中居正広&安住紳一郎アナインタビュー “阿吽の呼吸”見せる2人の総合司会としての共通認識

 また、お互いに届けたい音楽について聞かれると、中居は「湘南乃風とか」と、「“うわーっ!”みたいなやつあるでしょう?」とワンフレーズをさらい、「やっぱり夏だから、そんなテンションになってほしいなと思います」と水着一枚でタオルを巻いてほしいと安住にリクエスト。一方の安住は中居に送りたい音楽としてKinKi Kidsを挙げた。「キンキのお2人が毎年中居さんに対して、出演者という域を超えて、友人、仲間としていろいろメッセージを仕掛けるんですよね。中居さんはちょっとはずかしがるところがあるので、それを決して表面には出さないんですけど、必ずメッセージが届いている気がする」と過去の放送回を振り返った。昨年の放送では若かりし頃のスリーショット写真をサプライズで披露したKinKi Kids。中居は「僕、全然知らされてないので、多分ご自身たちで考えてやってくれてるんだろうと思いますけど。僕も恥ずかしかったですけど、当時の写真が出てるから、本人たちも恥ずかしいんじゃないのかな? って思いながら見てました(笑)。(毎年やると)ハードルがあがりすぎちゃうので、スタンダードでいいんじゃないかと思います」と笑顔をみせた。

 お互いの司会の魅力について質問すると、中居は「安住さんはしっかり仕切れるというか、切り替えがしっかりしている。展開ってやっぱり大事なので」と褒めると、安住も「中居さんはプロデューサー的思考を持っていらっしゃるので、何かエッセンスが足りないなって思ったら、どんなストーリーを入れるとか、これをやろうと言ってみんなが落ち着く。アンテナがすごく高い」とお互いの司会ぶりを明かした。

 『音楽の日』といえばステージでの歌唱やパフォーマンスに加えて、アーティストと司会陣のやりとりもみどころの一つ。以前、生放送中にKAT-TUNの上田竜也から“絡まれ”た安住に当時の心境を聞いてみると、クスっと笑いながら「来たな! 来るぞ! っていう感じですね(笑)」と微笑んでいた。 「音楽のチカラで日本を元気に!」をコンセプトにしたこれまでの放送で、被災地を中心に視聴者の心の支えとなるような歌とメッセージを変わらずに送り続けてきた『音楽の日』。回を重ねるごとに出演アーティストと司会陣との“絡み”もまた視聴者に笑いをもたらし、元気づける一幕になっているだろう。

 最後に、番組のみどころについて、安住は「アーティストのみなさんの魅力は当然」と前置きした上で、「私が伝えたいのはTBSは制作も優秀なんです。ちょっと手前味噌ですが、カメラマン、照明、美術スタッフ……」とカメラワークや美術の仕事ぶりを評し、甲子園球場のグラウンド整備で定評のある阪神園芸を例に挙げながら、「いずれ必ずTBSの美術と技術というのはみなさんの評価に届く日が来ると思います。ぜひ見ていただきたい」と太鼓判。「私も管理職になり、こういうことを言うようになりました」とオチをつけながら、番組への誇りを言葉にした。

 中居も他局と比較するわけではないとしつつ、安住の意見に共感を示して「やっぱりいい映像なので、そういうところも魅力の一つだと思います」とし、「一年に一回ですけど、面白い、楽しい、素敵な娯楽な番組になると思います。ぜひご覧いただきたいです」とメッセージを送った。

■番組概要
『音楽の日2022』
7月16日(土)14:00〜22:00放送
総合司会:中居正広、安住紳一郎(TBSアナウンサー)
出演アーティスト:後日発表

番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/ongakunohi/

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