国境を越える日本のアニメソング
2022年に入り、音楽シーンを賑わせたニュースがある。TVアニメ『進撃の巨人』The Final Season Part 2のオープニングテーマとエンディングテーマを飾ったSiM「The Rumbling」、ヒグチアイ「悪魔の子」がともに世界的ヒットを果たしたということだ。音楽性こそ異なるものの、それぞれが得意とするアプローチから『進撃の巨人』というストーリーに寄り添った2曲は国境や言語の壁を越えて、多くの作品ファンの心を揺さぶった。
音楽ストリーミングサービスやSNS、動画配信サービスなどを通じて日本独自のカルチャーを世界に発信できる環境が整ったことで国外のリアクションも受け取れるようになった今、アニメという日本が世界に誇るカルチャーをきっかけにその作品に関わった音楽はどのように国外で親しまれ、楽しまれているのか。また、その広がりにはどのような可能性が秘められているのか。アニメ作品と音楽の活況ぶりを現地の動向に詳しい関係者への取材やコラムを通じて伝えていく。(本ページ画像提供=©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会)
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