関ジャニ∞、初の日産スタジアム公演に寄せる期待 大阪松竹座、関ジャムFES……激動のライブ史を振り返る

フェスへの参加がもたらしたロックバンドとしての魅力

 関ジャニ∞の強烈な個性を形成している要素のひとつに、バンドスタイルを強みとしていることが挙げられるが、こちらもグループの歴史とともに成長と変化を繰り返し、確かな進化を遂げている。

 野外ロックフェス『METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017』のステージに出演した際にも、「関ジャニ∞カッコいい」「面白いアイドルかと思ったらロックだった」など、SNS上では多くの反響が寄せられていた。ボイストレーニングや新たな楽器へのチャレンジなど、決して歩みを止めずブラッシュアップを重ねた結果、現在ではアイドルの枠を超え、多くの音楽ファンも注目する存在となったのである。

 また2015年にスタートした冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)では、新感覚の音楽バラエティとして様々なシーンで活躍する専門家やミュージシャンたちを招き、プロ目線での解説やここでしか聞けない裏話などを展開。めったにTVに出演しないアーティストが登場するなど、音楽ファンを中心に好評だ。2021年には『テレビ朝日ドリームフェスティバル2021』内で同番組とコラボした『関ジャムFES』も開催。それまで番組に出演してきたアーティストたちと関ジャニ∞が一夜限りの豪華セッションを披露し話題となった。番組を通じ、多くのアーティストたちとの良い関係性を築いているからこそ生まれたパフォーマンスは、5人の音楽に対する誠実なスタンスの賜物でもあったように思う。

 この夏開催される、5人体制では初のスタジアム公演『18祭』。これまでも8周年の『∞祭(はっさい)』、10周年の『十祭』、15周年の『十五祭』と題した夏祭りを開催してきた関ジャニ∞。過去には大雨などのハプニングの中で決行されたこともあり、今年も何かが起こりそうな予感だ。

 約1000席の大阪松竹座からスタートし、7万人規模の日産スタジアムに挑む関ジャニ∞。「ピンチこそチャンスや」「転ぶときは前向きに」を体現した、最高で最強の5人の新たな歴史が刻まれる瞬間を楽しみにしたい。

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