PARED×堂村璃羽、仲間としての強いつながり　理解し合う関係ならではの音楽活動や楽曲制作を語る

PAREDと堂村璃羽に共通する仲間を大切にする姿勢

ーー音楽性も広いですが、PAREDさんはどんな音楽がルーツなんですか？

PARED：もともとは米米CLUBの石井竜也さん、玉置浩二さん、桑田佳祐さん、宇崎竜童さんなどですね。父親が安全地帯のファンで、車のなかでずっと聴いていたんですよ。それがずっと耳に残っていて、自分も好きになって。玉置さんの「メロディー」をカバーさせてもらったんですが、原曲がカッコよすぎて、歌うのがおこがましいくらいです。

堂村：カラオケでも「最後の雨」（中西保志）とか歌ってるよね。

PARED：その時代の曲が土台になっていますね。その後、親にパソコンを買ってもらってからは、自分でいろんな曲を調べ始めて。ボカロやJ-POPも聴くし、ジャンルにはこだわっていないですね。

ーーなるほど。ちなみに堂村さんが音楽をやりはじめたきっかけは？

堂村：大学に入って、MacBookを買ったんですよ。あまり授業に出ていなくて（笑）、なんとなくLogicを使ってトラックを作り始めて。その後、大学の防音性が高い部屋を勝手に借りて、録音を始めて、カバー動画を投稿したのが最初ですね。

PARED：そうなんですね。その話、初めて聞きました。

堂村：あまりしないからね、こういう話。配信を始めた当初は、バイトをやりつつファンからの配信での投げ銭が収入源でした。ライブもチケットノルマを払っていた状態だったんですけど、1枚目のEP『Escape』に入っていた「FAKE LOVE」「共依存」「もしも僕が死んだらこの世界は変わるんだろうか」がバズって、その後は右肩上がりですね。

ーー活動を始めた当初から、「このシーンで勝てる」という確信があった？

堂村：いや、それはなかったです。以前は少年Dという名前でカバー動画を投稿していたんですが、歌い手の方々とライブをやっても、ぜんぜん反りが合わなかったんですよ。その頃から付き合いが続いている友達もいるけど、音楽活動については誰とも話が合わなくて。「ここじゃないな」と思って、配信からYouTubeに活動の場を移しました。

PARED：僕がツイキャスで配信を始めたとき、もう堂村さんはいませんでしたね。入れ違いです（笑）。

堂村：そうだね（笑）。

PARED：配信者の人口も最盛期に比べたら減ってきてはいて、同時視聴者数もなかなか増えなくて。「YouTubeに行くのが正解なんだろうな」と思いながら、どう行動していいかわからなかったんです。その後は、堂村さんと仲良くなって、いろいろ教えてもらって……こうやって一緒に取材を受けているのも、ちょっと不思議です（笑）。

ーーアルバム『Room Night』は、メジャーレーベルからのリリース。PAREDさんにとって、一つのターニングポイントになりそうですね。

PARED：そうですね。まずは僕自身ががんばらないといけないんですが、レーベルのみなさんの力を信じて進みたいなと思っています。

ーー堂村さんもメジャーレーベルと協働することが増えているのでは？

堂村：どうだろう……。腹を割って話すと、個人的にメジャーレーベルに対して、そこまでメリットは感じていないんですよ。PAREDとは仲がいいし、ぜひやりたいと思いましたけど、自分自身の活動で組むことはないでしょうね、今のところは。

ーー配信や動画を中心に活動するアーティストは基本、DIYな活動が多い？

堂村：一人で活動する人は増えていますけど、メジャーデビューする人も多いですよね。僕もお声掛けいただくことはありますが、なかにはたしかにいい感じの契約内容もあるんですよ（笑）。言葉を選ばずに言えば、メジャーレーベル側もいろいろ考えているというか。「レーベルは必要か」という議論もあるし、実際にレーベルの偉い方と話をすると、その問題に直面しているなという感じがします。時代に合わせた対応がどれくらい早くとれるかによって、アーティスト側も寄り添うことができるのかなと。今はまだ過渡期ですね。

ーーなるほど。PAREDさんの今後のビジョンは？

PARED：堂村さんの背中を見ているので、自分もオリジナル曲を増やしていきたいです。曲を通して、自分の思いをしっかり伝えられたらなと。堂村さんもさらにがんばっていくだろうし、僕ももっとレベルを上げて、切磋琢磨できたらいいなと思っています。

堂村：僕がついている限り怪しい大人に騙されることもないでしょう（笑）。ただ、最近ちょっとサボり癖が出ているので、そこは直さないと。

PARED：はい（笑）。

ーーすごく率直なアドバイスですね。

PARED：ありがたいです。基本的には「自分で察しろ」という感じなんですけど。

堂村：ここまで来たらね。でも、投稿の数が減ってるでしょ？　しっかり準備を重ねてアルバムをバーンと出すのもいいけど、水面下で動いていてもファンには伝わらないから、最低限の本数は出し続けないと。

ーーファンダムを意識しつつ。

堂村：もちろんです。僕もPAREDも数字的にはまだまだだし、応援してくれるファンを裏切ることがないように、もっとがんばらないと。先ほども話しましたが、仲間や友達と一緒に上がっていきたいという気持ちもあるので。

PARED：仲間同士のつながりは強いですね。

堂村：裏切りは許しません（笑）。PAREDもそうですけど、普段から一緒にいる仲間、ずっと仲がいい人たちを大事にしたいんですよね。

■アルバム情報
1stフルアルバム『Room Night』（読み：るーむ ないと）

2022年3月16日（水）発売
初回限定盤（CD+DVD） PCCA-06120／3,630円（税込）
通常盤（CD ONLY） PCCA-06121／3,080円（税込）

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ジャケットイラスト：亞門弐形

＜収録曲＞
01. テレフォン・ラブ / music：みきとP　lyrics：堂村璃羽　arrangement：YK from 有感覚
02. 堕天 / music & lyrics：こめだわら
03. ポラリス / music & lyrics：ミト（クラムボン）
04. 透明なフィルム / music & arrangement：神前 暁（MONACA）　lyrics：広川恵一（MONACA）
05. ナンセンスゲーム / music & lyrics：ひとしずく×やま△
06. シャンティ / music & lyrics：wotaku
07. クーロンズ・ホテル / music & lyrics：てにをは
08. メビウス / music & lyrics：柊キライ
09. 神っぽいな / music & lyrics：ピノキオピー
10. フォニイ / music & lyrics：ツミキ
11. ブルーバード / music & lyrics：水野良樹
12. 痛いよ / music & lyrics：清竜人

【初回限定盤DVD】
01. 「テレフォン・ラブ」Music Video
02. 「Room Night」オフショット映像

■法人別特典
・Amazon.co.jp：メガジャケ
・タワーレコードおよびTOWER mini全店、タワーレコードオンライン：直筆サイン入りアナザージャケット
・全国HMV/HMV&BOOKS online：缶バッジ2個セット
・楽天ブックス：ブロマイド2枚セット（Type-A）
・全国アニメイト（通販含む）：ステッカー2枚セット
・その他法人：ブロマイド2枚セット（Type-B）

■PARED『Room Night』リリース記念イベント

＜オンラインサイン会：2022年3月27日（日）＞
13:00～の回
13:40～の回
14:20～の回
15:00～の回
もしくは後日サイン郵送のみ
※応募時にご希望の参加回をお選びいただけます

＜オンラインライブ：2022年3月27日（日）＞
19:00スタート

＜申込受付期間・当選発表＞
【申込受付期間】
2022年3月15日（火）～3月21日（月・祝）23:59まで

【当選発表】
2022年3月23日（水）17時以降
当選者の方へのみメールにて連絡

※注意事項やその他詳細はオフィシャルサイトにて

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サイン入りチェキプレゼント

PAREDのサイン入りチェキを3名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。

応募方法

リアルサウンド公式Twitterか公式Instagramをフォロー＆本記事のツイート、または応募ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※チェキはランダムでお送りするため指定はできません。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります（転売、オークション・フリマアプリ出品含む）。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。 

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＜締切：3月31日（木）＞