AKB48、新センター本田仁美も生んだ“チーム8”の時代到来か 小栗有以ら輩出した特異な環境に注目
倉野尾成美「兼任することでいい影響や刺激に」
小栗は、書籍『AKB48 Team 8 6th Anniversary Book』(2020年/光文社エンタテインメント編集部)のインタビューで「個人の実力が上がっている」と各自のスキルアップに手応えを感じていた。
その要因として、チーム8のメンバーが他チームと兼任していることが大きかった。倉野尾成美は同書内で「兼任することで、多くのメンバーがいい影響や刺激を受けていて、それがエイトの活動につながったりしているんじゃないかなって」と兼任の効果を口にしていた。一方で、「各自輝ける場所が増えたのはとってもいいことだと思うんです。でも、『チーム8感』をどうやって出していくべきなのかということを考えてしまっていて」と今後の課題についても触れていた。
そんなチーム8は2021年、いくつかの変革があった。スポンサーによるサポート体制に変更があり、横山結衣ら所属メンバーも相次いで卒業していったのだ。47都道府県の出身メンバーを揃えるというコンセプトは、現状欠けているピースがある。
これを苦境と捉えるか、新章の幕開けと考えるか。ただ、小栗、下尾、本田らAKB48のエース級メンバーが揃ったことで、チーム8の活動は間違いなく充実するはず。ちなみに2022年は、チーム8にとって結成8周年の“記念イヤー”。これからどんな話題を提供してくれるのか、期待したい。