ジャニーズ事務所とサニーサイドアップグループ、エンタメ業界従事者に「職域接種」 6月下旬より順次開始へ
株式会社ジャニーズ事務所および株式会社サニーサイドアップグループが、新型コロナウイルスワクチンの「職域接種(賛同する企業や大学等において職域単位で接種を受けること)」に関する政府方針の発表を受け、2021年6月下旬からエンターテインメント業界従事者に向けた「職域接種」を順次開始する。
現在、65歳以上の高齢者を対象とした接種や、大企業を中心とした「職域接種」が順次進められているワクチン接種だが、労働人口の多くを占める20代から40代の層への接種については、順次接種が進んでいる自治体はあるものの、全体ではまだ時間を要することが予想されている。
イベント・映画・音楽・舞台・ライブなど、多くの関係者が携わることでひとつのコンテンツを生み出すエンターテインメント業界では、新型コロナウイルスによる多大な影響を受けているのが現状であり、同業界にはフリーランスの従事者が多いことに加えて、業務の特性上リモートでの就業が難しいという課題も。感染防止対策を徹底した上でも、人と人との最低限の接触が発生してしまうという業務上の特性もあり、ワクチン接種が急がれる業界のひとつとなっている。こうした現状を踏まえ、ジャニーズ事務所およびサニーサイドアップグループでは、エンターテインメント業界従事者に対しての「職域接種」を実施。接種対象者は、イベント・映画・ 音楽・舞台・ライブなどの企画・制作・運営などに関わる人を中心に構成される。二社の所属社員も含め、広義でエンターテイメント業界に従事する中の希望者に対して、二社のネットワークを活用し個別に呼びかけを行う。
■職域接種実施概要
期間:第1回目接種を6月下旬、第2回目接種を7月下旬に実施予定
会場:都内屋内施設(予定)
ワクチン:政府から配布される、武田/モデルナ社の新型コロナワクチン
対象者:エンターテインメント業界従事者(二社の所属社員を含む)
対象人数:合計約1,000人以上 (予定)