OWV、「ナンジャモンジャ」ゲームから見えるそれぞれの個性 グループとしてのまとまりの良さも

 こうしてそれぞれの個性を出しつつも、グループとしてのまとまりの良さをみせられるのもOWVの良いところだろう。同時に「あーケンカしてぇ」という名前を叫んだ際、アドリブの勝負で誰がカードを取るか決めることに。このゲームの内容に関しても全員で次々とアイデアを出し、まごつくことなく実行していたのは見事であった。

 また、浦野を中心に笑いを生み出すのもOWVの十八番パターン。メンバーは浦野をイジり、浦野にイジられ、笑いを生み出していくことが多いが、この動画でも例外ではない。前編では、中川が所持していたカード4枚のうち3枚は浦野以外のメンバーが映っているカードだった。残る1枚、つまり浦野の代わりに持っていたのは「俺が世界一イケメン」という黄色いキャラクター。「秀太はこれ(黄色いキャラクター)がいるからいっか(笑)」とイジられると、後半の動画冒頭に出てくる宣材写真の浦野が黄色いキャラクター「俺が世界一イケメン」に変わっているという編集になっていた。逆にナンジャモンジャじゃんけんで、「キレよくやろう」と提案した佐野が負けると、「キレよく負けるのは恥ずかしい」と浦野がイジる場面もある。こうしたワチャワチャ感が生まれるのも、浦野の存在ありきなのかもしれない。

 最近「ナンジャモンジャ」で遊ぶYouTube動画は少なくない。それでもOWVらしさを盛り込んでくる彼ら4人には脱帽だ。より深くOWVを知りたい方は、ぜひさかのぼって彼らのYouTube動画を見ることをおすすめしたい。

関連記事