OH MY GIRL、fromis_9、Rocket Punch、aespa……ガールズグループの“カムバ”ラッシュ 今後のK-POPシーン担うのは?

 大手芸能事務所であるSMエンターテインメントの新人ガールズグループ、aespaもカムバックし、大注目されている。グループの特徴としてアバターや近未来といった要素があるaespaは、新曲「Next Level」で多くのファンの予想や期待を超える世界観を展開した。同楽曲は映画『映画ワイルド・スピード/スーパーコンボ(原題:Fast & Furious: Hobbs & Shaw)』OSTの同名曲のリメイクバージョンであり、終始繰り返されるグルーヴィなサウンドが頭に残る。途中には曲調が一新するようなパートもあり、1曲の中であらゆる表現が詰まっていることも、同楽曲のポイントであるだろう。中毒性があるのは曲調だけでなく、世界観そのものもである。デビュー曲「Black Mamba」にも登場した「KWANGYA」は今回の新曲のキーワードであり、楽曲のストーリーの鍵を握る重要な概念となっている。MVでは、aespaのアバターである「ae」が登場するだけでなく、印象的なカメラのムービングやマトリックスが起きるような映像も差し込まれている。重低音の響く楽曲に合わせて見せるダンスは時にシンプルな印象を受ける故に、メンバーのカリスマ性を一段と輝かせているようだ。4人という比較的少数のメンバー構成でありながら、それぞれが歌やダンス、ラップといった強みで、自信を持ってパフォーマンスしているのが伺える。渦巻く才能が可視化できるような最先端さも持ち合わせているaespa。常に新たなコンセプトが生まれているK-POPの中でも、異色さという意味では最も際立っているグループであるのは間違いないだろう。

aespa 에스파 'Next Level' MV

 時代が移り変わる中でもK-POPガールズグループは常にそれぞれのイメージや個性が細かく確立されている。これからもファンを楽しませ続けてくれそうだ。

■momotoxic
ブロガー。自称”楽曲派”。Twitter:@momotoxic1006

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