『HEY!HEY!NEO!』新世代ミュージシャンたちも抱く、ダウンタウンへの憧れ

 ダウンタウンがMCを務める音楽バラエティ番組『HEY!HEY!NEO! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)が4月10日に放送された。『HEY!HEY!NEO!』は、1994年から2012年に放送された伝説の音楽バラエティ番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』のスピンオフ番組として2015年より不定期で放送。目玉の一つとなるのが、各アーティストとMCを務めるダウンタウンとの共演だ。

 これまでも銀杏BOYZの峯田和伸や四星球など、ダウンタウンをリスペクトするアーティストが多数出演してきた『HEY!HEY!NEO!』だが、今回は10代から20代の若いアーティストが目立つ構成となっていた。『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『HEY!HEY!HEY!』をリアルタイムには知らない世代。そんな新世代にとってもダウンタウンは憧れの存在であることが伝わってきた。

DISH//『X』(通常盤)

 その筆頭がDISH//。2016年に「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」をカバーし、昨年の『FNS歌謡祭』で「チキンライス」を披露するなど、ダウンタウンと関連のある楽曲を選曲してきている。すっかりダウンタウンの2人も「好青年やね」とご満悦の中、北村匠海は「WOW WAR TONIGHT」をカバーした理由を自分たちより年齢層の高い男性をファンに獲得するためだったと明かす。その結果、DISH//には男性ファンがつき、北村は浜田雅功に「ご縁を感じました」と感謝を告げる。

 そして、DISH//とは違った不思議な縁を感じさせたのがマカロニえんぴつだ。はっとり(Vo/Gt)はユニコーンを敬愛し「服部」からその名を命名している。センター分けの髪型も奥田民生を意識してのもの。そのことを知らずに浜田は、紹介VTR中にはっとりに「民生みたいな感じやな」と声をかけたのだ。『HEY!HEY!HEY!』はもちろん、『ごっつええ感じ』にも出演していた奥田との脈々と続く縁を感じさせた。

 MY FIRST STORYのHiroなど、ダウンタウンとの共演を重ね、より知名度を上げたアーティストもいる。DISH//とマカロニえんぴつの今後にも注目したい。

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