BTS J-HOPE&V、安心して素を出せる“ミックステープ”のような瞬間

 VとJ-HOPEは、“VOPE”というコンビ名をつけてV LIVEの配信を行なう仲。2019年のモッパン配信では、J-HOPEの前で、のびのびとした姿を披露するVの姿が映し出されていた。幼いころからピアノをもっと習っておけばよかったと話すVに、十分上手に弾けていると言わんばかりに「いつも弾いているあの曲は?」と優しく問いかける。

BTS Live : VOPE 끼릿~!

 すると、VはJ-HOPEが全くピンとこないタイトルを言って歌ってみせ、J-HOPEもそして視聴者も思わず目尻が下がる。いつも以上に感覚的なコミュニケーションが許される空間だからなのか、BGMのピアノの音に合わせて指を動かしていくV。もちろん、その動きにJ-HOPEがノらないわけがない。まるで見えない音に操られるように、J-HOPEは体を動かしてみせる。

 そんな100%Vを受け入れていくJ-HOPEを見ていると、Vが祖母に可愛がられて育った過去を想像してしまう。無垢なVと愛情深いJ-HOPE。もしかしたらVのなかで、J-HOPEといるこの時間こそが、安心して素を出せる、まさにミックステープのような瞬間なのかもしれない。

 V LIVEの中では「僕たちVOPEも一度、歌出さなきゃじゃないですか?」と、Vが思い切ってJ-HOPEに声をかけるシーンもあった。すると、J−HOPEも「出るべきだ」と答えてくれるものだから、Vの眉毛がクイッと上がる。そのまま喜びを隠しきれない様子で、思わず握手を交わし「あ〜、いつ出そうか」とホクホクした表情に。そんなやり取りを思い出すと、13曲あるというVのミックステープのなかに、もしや……と思わず期待してしまう。

 すでにBTSのアルバム、そしてソロ曲としても、多くの楽曲制作に携わってきたV。なかでも4thアルバム『MAP OF THE SOUL:7』に収録されたVのソロ曲「Inner Child」は、ARMY(ファン)の心を掴んで離さない名曲で、3月2日ビルボード・ワールド・デジタルソング・セールスチャートで1位を獲得したと発表されたばかり(※3)。はたしてVは、どんなミックステープを公開してくれるのだろうか。Vのことを家族の一員のように可愛がるJ-HOPEと共に、その完成を笑顔で待ちたい。

※1:https://time.com/5181183/j-hope-bts-hope-world-interview/
※2:https://btsblog.ibighit.com/409
※3:https://danmee.jp/knews/k-pop/topstar-bts-31/

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