嵐 松本潤、5人目の“ジャニーズ大河”に 東山紀之、滝沢秀明、岡田准一……歴代主演作品でのエピソードを振り返る

 2023年放送予定の大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)で、嵐の松本潤が主演の徳川家康役を務めることが発表された。昨年12月31日の嵐の活動休止からまもない知らせに、Twitterではファンからの歓喜の投稿が多数寄せられていた。

 脚本を手掛けるのは、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』をはじめ、ドラマ『リーガル・ハイ』、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』『コンフィデンスマンJP』などの人気作品を手掛けた古沢良太。制作発表で松本は「今までとは違う家康を一緒に作っていきたい」と意欲をみせた。

 ジャニーズタレントで初めて大河ドラマの主演を務めたのは東山紀之。1993年放送の第31作『琉球の風 DRAGON SPIRIT』だ。原作は陳舜臣の『琉球の風』で、16世紀末から17世紀初頭にかけて、薩摩の侵攻を苦難に陥った琉球王国が舞台。架空の人物・楊啓泰(よう・けいたい)を演じた。当時の心境について、東山は著書『カワサキ・キッド』で、「ジャニーズ事務所で初めての大河ドラマ主演だったが、事務所にも僕自身にも気負いはなかった」と当時の様子を綴っていた。「ただ沖縄を思うと、心が痛んだ」と、1992年に初めて沖縄に降り立ち、戦跡を訪れ、沖縄の歴史について考えたこと、撮影に備えて琉球三線、琉球舞踊を習ったことも記されていた。ロケは読谷村に巨大なセットをつくり、東山自身も1カ月以上滞在。地元の人たちも撮影を歓迎してくれたという。視聴率は芳しくなかったものの、沖縄方言に吹替えて沖縄地区で放送したところ、驚異的な数字を記録したとも綴っている。

 2004年には第43作『新選組!』で香取慎吾が近藤勇を演じた。ラジオ番組『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm/2020年11月8日放送回)で、当時、重たい着物を来て楽屋で一人、休憩していた時のことを語った。「もう限界だって思った時、まだ3カ月だった。この先まだまだあるんだ。そこからねグッと乗り越えていきましたけど」。放送期間が1年と、撮影も1クールのドラマや映画とは違う長丁場。香取の口調から大変さが伝わってきた。ここで香取は、親友の山本耕史をはじめ、佐藤浩市、八嶋智人、藤原竜也らと共演し、以降『新選組!』メンバーと毎年のように忘年会が行われているのも有名なエピソードだ。

 この翌年、2005年には第44作『義経』で、滝沢秀明が源義経を演じた。当時22歳9カ月での大河ドラマ単独主演で、番組史上最年少記録を更新したことでも話題を集めた。(2008年まで記録を保持)滝沢が同作へのオファーを知ったのは発表会見の当日だったと、サンスポ「大河のころ」で明かした。前日にNHKへ行く予定だけが伝えられ、大河ドラマの会見とは知らなかったと、なんともジャニーズらしいエピソードだ。ただ、半年前から理由も伝えられないまま殺陣や日舞などの稽古をしていたという。20キロの鎧兜をつけてトランポリンを使って宙を舞う撮影など、若さと体力、運動神経が揃わないと実現しなかったシーンも。

 2014年には第53作『軍師官兵衛』でV6の岡田准一が黒田官兵衛役を務めた。著書『オカダのはなし』(マガジンハウス)で同作について綴っていた。33歳を迎える何カ月か前に、NHKで最も大きな709リハーサル室にドラマに関わる全ての人が集結したという。大部屋に収まりきれないほどの人数が集まり、「予想以上の大人数を前にして台本を読むのはやっぱり緊張した(笑)」とコンサートで数万人のファンを前にしてきた人ですら感じる、特別な緊張感があるようだ。東山と同様、岡田も各地のロケ現場で声をかけてもらったことに触れ、「ドラマを観てくださっている方たちに育ててもらいながら、一年をかけて一人の人間を演じていくなんて、こんな光栄な機会は他にない」と感謝を伝えていた。

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