夜韻-Yoin-で活動中、あれくん「好きにさせた癖に」バイラルチャート急上昇 生々しい歌詞と歌声のさりげなさにある美学

参考:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(10月1日公開:9月24日~9月30日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:川崎鷹也「魔法の絨毯」
2位:BLOOM VASE「CHILDAYS」
3位:Salem ilese「Mad at Disney」
4位:Dynamite「BTS」
5位:Ritt Momney「Put Your Records On」
6位:ズーカラデル「夢の恋人」
7位:あれくん「好きにさせた癖に」
8位:射手座☆午後九時Don’t be late  シェリル・ノーム starring May’n
9位:nonoc「Memento」
10位:もさを。「きらきら」

 夏が終わり、秋も深まって来た。“秋の夜長”という誰もが知る一文がある。元々“夜長”は秋の季語だ。過ごしやすくなった時期だからこそ、夜でも仕事や趣味などに没頭できる。 “夜を楽しむ”ことを先人達は、風流と捉えたのだろう。この感性が徐々に庶民に浸透し、口語体として“夜長”が使われるようになり“秋の夜長”という言葉になっていったという諸説もある。百人一首の和歌に秋の歌が多いのも、日本人がいかに“秋の夜長”を楽しんでいたのかを連想させる。まぁ、統計学的に晴れの日が多いとか、紅葉とか、実りの秋だとか、他にも理由はあるのだろうが。

あれくん「好きにさせた癖に」

 さて、秋の夜長に考えると、バイラルチャートの動向に面白い傾向がある。夜を想像させる言葉を入れたアーティスト名が目立つのだ。YOASOBI、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。などである。目立つということは、彼らがシーンで大活躍しているという証だ。ちなみに彼らのファンを“夜好性”と呼ぶそうで、前述した3アーティストは(まだ一部の人にではあるが)夜好性系アーティストと呼ばれている。そこに加わりそうなのが、8月にデビューした夜韻-Yoin-という3人組。その中心人物が“あれくん”である。

 今回は7位にランクインした、あれくんの「好きにさせた癖に」をピックアップしたい。YouTubeやSNSへ弾き語りを投稿していたあれくん。その後、TikTokでバズった「ばーか。」(作詞はりりあ。)で一気に知名度を上げた。さらに同曲で『RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020』で優勝アーティストとなっている。

あれくん「ばーか。」Official Music Video

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