The Individualism of BEYOOOOONDS ~ビヨーンズの個性と発展~
BEYOOOOONDS 岡村美波、“可愛らしさ”と“強さ”を備えた元来のアイドル気質 キャラクター性を徹底解説
ハロー!プロジェクトの最新グループ、BEYOOOOONDS。2018年に結成され、2019年にシングル『眼鏡の男の子 / ニッポンノD・N・A! / Go Waist』でメジャーデビュー。寸劇などの身体要素を取り入れた個性的な楽曲が話題を呼び、オリコン週間チャート初登場1位を獲得。同年末には日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞。令和2年、さらなる飛躍が期待されているアイドルグループだ。
楽曲も個性的なら、メンバーのパーソナリティーも個性的なのがBEYOOOOONDS。今回の連載企画では、メンバー12人それぞれのキャラクターについて、5つのポイントを立てて紹介していく。第8回はBEYOOOOONDSおよび雨ノ森 川海のメンバー、岡村美波。BEYOOOOONDS内の妹キャラ的なイメージがある彼女だが、はたしてどんな女の子なのだろうか。
松浦亜弥がきっかけでハロプロへ
「みいみ」というニックネーム、可愛らしい声質、常にニコニコな笑顔が印象的な岡村だが、自分でも覚えていない小さい頃から、家族に「アイドルになりたい」と言っていたという。子役モデルの仕事などもやっていたそうだが、彼女がハロプロに興味を持ち始めたのは、松浦亜弥「♡桃色片想い♡」のMV動画を観たのがきっかけだった。
この曲は2002年のリリース当時、エフティ資生堂「ティセラ」CMソングとしてパワープレイされたことで、デビュー2年目の松浦の人気を全国区へ押し広げるきっかけにもなった一曲だ。また、今年1月にテレビアニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(TBS系)のエンディング曲としてカバーされたことによりTwitterでトレンド入りして再評価されたのも記憶に新しい。
岡村は「こぶしファクトリーがメジャーデビューした頃に松浦亜弥を知った」と言っているから、2015年、彼女が小学5年の頃に出会ったということになる。
松浦の可愛さに衝撃を受けた彼女は、モーニング娘。の追加メンバーオーディションへ応募する。そちらは落選となったが、2017年3月にハロプロ研修生へ加入。同期には現Juice=Juiceの松永里愛、そして現在は同じBEYOOOOONDSに在籍の島倉りか、江口紗耶らがいる。岡村は大阪府出身なのだが、松永も大阪府、江口は兵庫県出身ということで、3人は同期かつ近畿地方出身という共通点がある。
2017年5月のハロプロ研修生実力診断テストでは、松浦をリスペクトする岡村らしく、「トロピカ~ル恋して~る」を選曲した。
(なお、今年の2月には松浦のバレンタインソング「チョコレート魂」を岡村が自撮りアカペラで歌う動画もアップされている)
そして2018年6月、高瀬くるみ・清野桃々姫が所属する新グループへ前田こころ・山﨑夢羽とともに加入することが発表され、グループ名は雨ノ森 川海となり、BEYOOOOONDSとなる。BEYOOOOONDSの12人の中では、岡村と清野の2人がそれぞれ2004年10月・12月生まれでグループ最年少となる。今年4月から高校1年になったが、去年までは中学3年で、BEYOOOOONDS内で唯一の中学生メンバーだった。