ONE OK ROCK、サンボマスター、SUPER BEAVER、欅坂46…むらたかもめが選ぶ、2020年周年アーティストで聴きたい1曲

Mrs.GREEN APPLE(メジャーデビュー5周年)

 メジャーデビュー5周年を迎えるMrs.GREEN APPLEは、7月にはベストアルバムの発売を予定している。ロックとポップスを融合したサウンドは若手とは思えないほどに作り込まれている。メジャーデビューミニアルバムに収録された「StaRt」ではそれが顕著だ。ティンパニやバイオリン、チェンバロも使用してポップな音作りをしている。それがメンバーのバンドサウンドと組み合わさることで、ロックとポップスが綺麗に融合している。ミセスの原点を感じる楽曲としてプレイリストに選曲した。

Perfume(結成20周年/メジャーデビュー15周年)

 Perfumeは結成20周年とメジャーデビュー15周年、2つの周年記念が重なっている。節目のドームツアーを終えたばかりだ。最近は『コーチェラ・フェスティバル』に出演したりと海外進出に積極的で、海外を意識したEDM楽曲も多い。しかし、彼女たちが「テクノポップユニット」であることは変わらない。今回選曲した「再生」は彼女たちの原点を感じるテクノポップ。キャッチーなメロディと歌詞が印象的な最新曲。音楽性の幅を広げつつも原点を忘れていない。だから20年間多くの人に愛され、音楽性も評価されているのだ。

SHISHAMO(結成10周年)

 等々力陸上競技場で初のスタジアムワンマンを予定しているSHISHAMOは、結成10周年を迎える。存在も曲も歌詞もキャッチーなのに、3人の演奏はキレッキレのロック。そのギャップが魅力的だ。物語調になっている歌詞が多いことも特徴である。今回選曲した「君と夏フェス」は、好きな人と夏フェスに行くという個性的なシチュエーションについて物語調で歌っている。甘酸っぱい気持ちになれる名曲だ。

SUPER BEAVER(結成15周年)

 結成15周年を迎えたSUPER BEAVERは下積みも長く、メジャーからインディーズに戻ったりと紆余曲折あったバンドだ。しかし曲とライブの良さが少しずつ評価され、インディーズながらアリーナ規模でライブをするほどの人気になった(先日メジャーレーベルとの再契約も発表された)。アップテンポの楽曲も魅力だが、今回選曲した「人として」のようなミドルテンポの楽曲だと、歌のメッセージをより強く感じる。聴けば彼らの音楽がきっと心に刺さるはずだ。

星野源(ソロデビュー10周年)

 星野源はソロデビュー10周年。音楽活動だけでなく俳優や文筆家など様々なジャンルで才能を発揮している。多くの名曲の中から今回は「フィルム」を選曲した。〈声を上げて飛び上がるほどに嬉しい そんな日々がこれから起こるはずだろ〉というサビの歌詞は今だからこそ希望を与えてくれるように思う。

<プレイリスト>
プレイリストはこちら
1.ONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」
2.サンボマスター「世界をかえさせておくれよ」
3.BiSH「beautifulさ」
4.欅坂46「夕日1/3」
5.Mrs.GREEN APPLE「StaRt」
6.Perfume「再生」
7.SHISHAMO「君と夏フェス」
8.SUPER BEAVER「人として」
9.星野源「フィルム」

AWA 公式サイト

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