THE RAMPAGEメンバー分析【入門編】Vol.5:龍

THE RAMPAGE 龍が纏う独特の空気感とギャップ MPCパフォーマンスやモデルなど多方面の活躍にも期待

 今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第5回目は、パフォーマーの龍について紹介していく。

 龍は、1998年9月9日生まれで千葉県出身。HIPHOPやR&Bを好んで聴いていた母親の影響を受けて育つ。ダンスに興味を持ち始めたのも、母親とThe Black Eyed Peasのライブに行き、ステージで踊るメンバーの姿を見たことがきっかけだったという。そして、小学5年生の時、劇団EXILEのオーディションを受けたことで“本格的にダンスを習いたい”と思い、EXPG東京校に通い始める。当時の龍は、中学校から陸上競技(短距離)を始めたことで陸上選手になる夢を抱いていたが、EXPGの生徒としてEXILEや三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)のサポートをするうちに、アーティストへの憧れが大きくなっていったようで、2014年に開催された三代目JSBのアリーナツアー『三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2014“BLUE IMPACT”』が転機になったと語っている(引用:TOKYO HEADLINE)。同年、世界で活躍する次世代アーティストを育成するプロジェクト「GLOBAL JAPAN CHALLENGE~世界に羽ばたく夢者修行~ in NEW YORK supported by EXILE & avex group」のオーディションに参加。そこでは惜しくも落選するが、THE RAMPAGEの候補生に選出され、「武者修行」を廻った後にTHE RAMPAGEの正式メンバーに。現在は、本名の阿多龍太郎から“龍”に改名して活動している。

 得意とするダンスジャンルは、ハウス。ハウスミュージックに合わせて踊るダンスで、流れるような素早い足さばき(ステップ)やフロアワークが特徴的だ。しかし、自身も芝マン役で出演した映画『HiGH&LOW THE WORST』の主題歌「SWAG & PRIDE」では、THE RAMPAGEメンバーであり、映画の中でも相棒的存在の鈴木昂秀(辻役)と共に振付を担当。ギターリフが映えるロックチューンに合わせたダイナミックな振付を完成させた。アルバム『THE RIOT』(2019年)のインタビュー時には、「映画の熱い世界観やTHE RAMPAGEのカラーともすごく合っていると思ったので、振付もかなり作りやすかった部分があります」(引用:THE RAMPAGE、『THE RIOT』で目指した新境地 「無限大の可能性を感じてほしい」)と各所で強気な発言をしていたが、実際は、初めての振付担当である上に映画主題歌という大役を任され、プレッシャーを感じながら夜な夜な振付を練っていたそう。当時を振り返り、「そんなときオフがあったので気持ちをリセットするためにも海に行きました」と、マイペースな龍らしい制作エピソードも語っている(引用:SPICE)。

 ちなみに、同時期にEXPGに通っていた鈴木とは、幼馴染みのような関係性。その仲の良さは、「俺は(2019年の)年始、昂秀と2人でディズニーに行って、開園前から門の前で並んでました(笑)」(引用:anan news)と語るほどで、リーダーの陣からも“ニコイチ”と言われている。そんな2人が共に映画や振付に挑戦していく姿は、ファンにとってもグッとくるポイントのようだ。3rdシングル『Dirty Disco」収録のダンストラック「RAMPAGE ALL DAY Introduced by Zeebra」では、鈴木が得意とするダンスジャンル“SWAG”のパートを2人で担当しているので、そちらもぜひチェックしていただきたい(参照:OUT OF MUSIC)。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / RAMPAGE ALL DAY Introduced by Zeebra (Music Video)

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