『MTV VMAJ 2019 -THE LIVE-』

King Gnuが2冠達成 三浦大知、日向坂46、GLAYら出演『MTV VMAJ 2019』イベントレポ

 イベントも終盤にさしかかり、ゲストパフォーマーとして日米ハーフのボーイズグループ・INTERSECTIONが出演。メンバー自ら作詞・作曲を行なった「Lost Boy」を披露し、歌唱力・ダンスの技術共に完璧なパフォーマンスを届けてくれた。彼らに続けて、ゲスト出演したのは弱冠16歳のHIPHOPアーティスト・さなり。顔を隠したまま「悪戯」で大人顔負けなパフォーマンスを終えると、「Prince」ではフードを脱いで年相応の爽やかな笑顔を見せる。これから将来、音楽シーンをリードしていく現代アーティストの彼らは、会場に新しい風を吹かせた。

 次に登場したのは「Rising Star Award」を受賞したBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE。「テンハネ-1000%-」と「44RAIDERS」の2曲をダンス、ボーカル、ラップのフリースタイルで披露し、観客を魅了。今後の活動について「世界も視野に入れて活躍していきたい」と語る砂田将宏は流暢な英語でメッセージを残し、世界にむけて自分たちの存在をアピールした。

King Gnu

 そして、ラスト1組を残して「最優秀ビデオ賞」が発表され、トップバッターで登場したKing Gnuが受賞。「最優秀邦楽新人アーティストビデオ賞」とあわせ、『VMAJ』史上最速で2冠を達成した。再び登場したメンバーたちは受賞に戸惑いながらも「嬉しいですね」とコメント。トロフィーを渡された勢喜遊(Dr)はコメントを求められたが無言でカメラを見つめ、彼ららしい個性的な一面を見せた。

GLAY

 様々なアーティストによる2時間半のスペシャルイベントも、いよいよラスト。「待ってました!」と言わんばかりの大歓声の中、大トリとして登場したのは今年デビュー25周年を迎えたGLAYだ。国内外で長年活躍し、日本のロックを牽引してきた功績を称えられ、彼らは「MTV Rock the World Award」を受賞。MCから今後の夢を聞かれたTAKUROは「デビューが夢だったGLAYなので、まだ夢の中にいるような気分です。メンバーがやめたいって言うまで。できれば、死ぬまで続けたいなと思っています」と語った。そしてステージでは1曲目にストリングスの幻想的な音色で始まる「COLORS」を熱唱。続けてTERUの「大切な曲をお届けします」というMCのもと、名曲「春を愛する人」を披露し、観客から拍手喝采を浴びた。

GLAY

 総勢10組の個性的なアーティストによるイベントは興奮冷めやらぬまま幕を閉じた。なお、MTVでは、このイベントの模様を9月22日20時より放送する予定だ。

■清水 莉子
1994年生まれ。
エンタメ系の記事を主に執筆するフリーライター。
「エンタメも人生も、考察してはじめて面白い」がモットーです。
Twitter(@marmriotharis)

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