Snow Manが育てていく舞台が春の風物詩となることを願うーー密着ドキュメンタリー第4回

 『RIDE ON TIME 〜時が奏でるリアルストーリー〜』(フジテレビ系)では、4週に渡ってSnow Manを特集。3月29日放送の最終回では、Snow Man主演の舞台『滝沢歌舞伎ZERO』公開目前の通し稽古に密着した。その中で、岩本照が「すべてのチャンスをつかんで、新たな幕開けっていうのをお客さんにもファンの方にも、たくさんの方にこのSnow Manが突っ走る姿を観せていければ」と初日前日のゲネプロで報道陣に語った。

公開目前……Snow Manの挑戦

 「マジ何やってんだ、本当、頼むぜ」。稽古中にスネを負傷した岩本がつぶやいた。ちょっと打っただけでも痛いのに、「結構えぐっちゃったんだね」とスタッフ。その言葉に傷の深さが伝わってきた。痛がるよりも、怪我をしたことに憤りを露わにした岩本。こんなところにプロ魂が滲む。

 新加入の目黒蓮がふらりとやってきて、「傷口見た方が俺ら燃えるタイプっすもんね?」と声をかけていた。稽古を通して、随分とメンバーに馴染んでいる様子が伝わってきた。「まあ、こんくらハンデ」と笑みを浮かべた岩本。絵に描いたようなアイドルだった。

 舞台で披露する生化粧の練習をするメンバー。以前とは違い、時間を計っていた。白塗りから隈取まで、慎重かつスピーディーに仕上げなければならない。持ち時間はたったの8分。一度仕上げたものの、化粧を落として再び挑戦。できるまでやらなければ意味がないのだ。多数ある演目の中でも、苦戦しているように見えた。

 一分一秒を争う舞台裏。岩本はスタッフの準備がスムーズにいかないことを指摘、そして「何が起こるか分かんないから、不安なのは分かるけど、お客さんに関係ないから堂々として。事故だけにはならないようね」と後輩にも声をかけていた。

 渡辺翔太は水を1杯飲んで、カメラに手を振った。戦場のような舞台裏でみせたわずかな余裕が、より輝いて見えた。ここにも絵に描いたようなアイドルがいた。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる