嵐の楽曲で“出会い”と“別れ”の季節に聞きたいものは? 人気の高い春ソングを紹介

 CDシングル56作、アルバム16作と、嵐がこれまでにリリースしてきた楽曲は、いくら耳があっても足りないほど。これまでたくさんの楽曲でファンの人生をより豊かにしてくれた嵐。

 卒業シーズンを迎えると同時に、春の陽気に合った、“春ソング”が聞きたくなるーー今回は、出会いと別れの季節に聞きたい嵐の春ソングを紹介したい。

応援メッセージの宝箱「サクラ咲ケ」

 作詞:相田毅、Rap詞:櫻井翔、作曲:谷本新、編曲:石塚知生

 2005年リリースの14作目のシングル曲で、櫻井翔も出演した予備校CMのテーマソングとして採用された。イメージと相まって、受験シーズンや卒業、入学を控えたちょうど今頃にぴったりな楽曲。様々なメディアで行われる桜ソング、春ソングランキングの常連曲で、応援メッセージが詰まったギフトのような一曲である。

 新たな一歩を踏み出すときの、言葉にならない心情に寄り添い、〈振り向くな 後ろには明日(あす)はないから前を向け〉と力強いメッセージをくれる。やみくもな精神論を振りかざすでもなく、一貫してスマートな姿勢を感じる。心が折れそうになったり、自分に負けてしまいそうになった時にこそ聞きたい曲だ。

心の揺れに寄り添う「season」

作詞:YOUTH CASE、作曲:YOUTH CASE、編曲:石塚知生

 2009年リリース、27作目のシングル『Everything』のカップリング曲。auのCMソングであり、ファンではなくても耳にしたことがある人も多いだろう。

 物理的なハードルを乗り越えてもつながる、心の絆の存在に勇気づけられる。のびやかなボーカルと共に進行し、サビに向かう高まりが前向きな気持ちを後押ししてくれる。

 〈ひらひらと花が舞う頃旅立ちを決めた思いは今誰のためでもなくて、思い出を抱きしめながら僕たちは歩いていくよ〉と、情景が鮮やかに浮かんでくる歌詞。小さな心の変化を逃さず、聴く人の気持ちに寄り添うような歌詞が響く。環境に変化がなくても、少し立ち止まって内省する際にもしっくりくる楽曲だ。

関連記事