ラストアイドル2期生、お披露目イベントに感じた“期待値の高さ” 先輩 LaLuceの堂々とした姿も
12月5日に『愛しか武器がない』でデビューするラストアイドル2期生が、10月14日に東京・ラフォーレミュージアム原宿でお披露目イベントを開催した。正式メンバー12名による公の場でのパフォーマンスはこれが初めてで、「愛しか武器がない」を披露するのは彼女たちが正式メンバーになるべく毎週熾烈なバトルを繰り広げてきたオーディション番組『ラストアイドル』(テレビ朝日系)以外では初めてのこと。2期生は、ほかに1期生の先輩ユニット=LaLuceと共に「ラスアイ、よろしく」も披露。会場には、記念すべきこの日を現場で応援するべく多くのファンが詰めかけ、彼女たちに対する期待値の高さが感じられるイベントになった。
イベントでは、まずは2期生が「愛しか武器がない」を歌った。ラップを織り交ぜたクールさを持った楽曲で、少しでも曲を伝えようとする真剣な眼差しが印象的に映る。縦横無尽にフォーメーションを変えながら、指2本を伸ばした手振りが特徴的な、激しさと華麗さが同居したダンスで魅せた12人。迫力のあるパフォーマンスに応えるように、サビではファンがペンライトを振りながらコールをかけてアツく盛り上がった。
パフォーマンスを終え「みなさん盛り上がっていますか? 今日はみなさんと楽しみたいのでよろしくお願いします」と、第一声を発したのは、橋本桃呼。MCのお笑いコンビ三拍子から初パフォーマンスの感想を尋ねられ、「すごく緊張していたけど、かけ声がすごくて、うれしかったです」と水野舞菜。町田穂花は「フルバージョンはテレビで1回放送しただけなのに、すでにコールができていて、うれしいです。ありがとうございます」と、笑顔をほころばせる。また延命杏咲実は、「金曜日に学校の体育でマット運動をやって筋肉痛だったので、ミスするんじゃないかと心配でした。でも大丈夫でした」と、学生らしいエピソードで笑いを誘った。
楽曲について聞かれると、大場結女は「歌詞に難しい言葉が多いけど、意味を知って歌ったら深い歌になると思いました」と、歌詞のメッセージ性をアピール。栗田麻央はパフォーマンスの見どころについて、「表情を合わせて一体感があるので見てほしい。どんな表情かと言うと、格好いい感じ。ぐい~みたいな」と、手をギュッと握るポーズで、楽曲の力強さを表現した。篠田萌も「〈愛し合う〉と歌っているところは、ハートの形をやっているのでチェックしてください」と、振り付けのポイントを解説。畑美紗起は「たくさんバトルしてきて、他のメンバーの気持ちも入った曲です」と、過酷なバトルの末に勝ち取った楽曲であることを語った。
正式メンバーの座をめぐる3カ月におよぶバトルを制した12人は、実に個性的なメンバーばかり。自己紹介でも、「中学3年生14歳の山本琉愛です!」というシンプルなものもあれば、「最年少13歳の田中佑奈です。みなさん、ゆんニャン隊に入ってくれますか~!」、「学校でシャトルラン50回でした」(佐佐木一心)、「最年長の畑美紗起です。好きな食べ物は塩です」、「塩分大好き下間花梨です」など。自己紹介に添える一言でも、個性を発揮してイベントを盛り上げた。
ゲストアクトとして登場したLaLuceは、昨年12月にリリースした「バンドワゴン」と、10月24日にリリースする「Everything will be all right」を披露。この日は鈴木遥夏が欠席のため、4人でのパフォーマンスとなったが、「バンドワゴン」では、切なさとすがすがしさのある同曲を情感たっぷりの歌声で聴かせ、1期生の先輩らしい堂々としたパフォーマンスを披露。続けて歌った「Everything will be all right」では、一転して笑顔と元気さが溢れるステージングで観客を圧倒。力強さの中に可愛げもある振り付けに、客席からはかけ声もかかる。最後にはメンバーと観客が一体になって〈all right!〉と、声を合わせた。この「Everything will be all right」について、「しびれるくらい格好いい曲で、自分たちの身の丈に合っているのか、最初は葛藤があった」と話した安田愛里。大石夏摘は「プロデューサーの後藤次利さんがすごくやさしくて、お寿司とかピザとか、ご飯を食べながらいろいろ話し合って、それがにじみ出ている曲です」と、後藤との制作の過程を振り返る。また長月翠は、4月に吉崎綾と古賀哉子が卒業したことに触れ「以前は歳上メンバーに甘えて、自分たちで考えることをしなかった私たちが、自分たちで考えるきっかけになった曲です。今では、意見を言い合えるようになりました」と、現在のLaLuceの結束力の高さをアピール。阿部菜々実も「5人になって初めての曲で、最初は不安と焦りしかなかったけど、回を重ねるごとに自信がついて成長できた1曲です」と、同曲に対する自信を覗かせた。