22/7、“11人の念願”がようやく叶った日 三四郎も登場した『22/7 計算中 Special Event』
アンコールは、恒例となった「11人が集まった理由」。楽曲のバリエーションが増えてきた彼女たちだが、最後にこの曲が控えていることで、感動的であり安心する瞬間が生まれているといえる。と思っていたところ、ここで三四郎の2人が登場し、驚きの発表が。ビジョンに「新メンバー追加決定」と表示され、動揺を隠せないメンバーたちをよそに、これまでキャラクターを与えられていなかった涼花・高辻・武田の3人のキャラクターが決まったという報告がなされた。
高辻が演じるのは、〈物語〉シリーズや『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』でおなじみ渡辺明夫がキャラクターデザインの東条悠希。渡辺は「お話をいただいたのが作品発表後だったので、ほかのキャラと被らないようにツインテールの女の子を描いてみました。ずっと続く、愛されるキャラクターになれば嬉しいです」とコメントを寄せ、高辻もサプライズを受け止めきれずにいた。武田が演じるのは、『ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~』、『花咲くいろは』などを手がける岸田メルがキャラクターデザインを手がけた柊つぼみ。岸田は「普段いそうなでも近づきがたい女の子をイメージしてデザインしました」とコメントを寄せ、武田は喜びをあらわにした。最後に涼花が演じるのは、『キノの旅』シリーズ、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』などのキャラデザを担当する黒星紅白が描いた神木みかみ。黒星は「髪色やシルエットで、フワフワ感多めにしました。ついに全員が揃って、これからどうなっていくのか、いちファンとしても楽しみです」とコメントし、涼花もこれまでの苦労を振り返りつつ、嬉しさを噛み締めていた。
この発表には、先にキャラクターを与えられていた8人も涙を流しながら大喜びし、思い思いのコメントを述べた。最後にリーダーの帆風が「みんなが声を上げて、3人が頑張ってくれたからこうなった。これから22人で、できることももっと増えてくるので頑張りたいです!」と締めくくり、イベントが終了した。
メンバーの、そしてファンの念願もようやく叶い、“どこへでもいける気がした11人”がこれから本領発揮となる22/7。様々な状況が彼女たちに追いつくなか、状況は全て整ったといえるグループのこれからが、ますます楽しみになった一夜だった。
(取材・文=中村拓海)
■セットリスト
1.シャンプーの匂いがした
2.理解者
3.絶望の花
4.不確かな青春
5.叫ぶしかない青春
6.韋駄天娘
7.未来があるから
8.僕は存在していなかった
En1.11人が集まった理由