欅坂46 長濱ねる、タレントとしてのエースに 『ねるねちけいONLINE!』で見せた“天性の才能”
7日の放送では、淡々と進行する長濱に対し、最初は優しいツッコミを入れていたオアシズの二人だったが、最後には真面目に挨拶する長濱を見て、「あははは、なんだろキュンキュンくるよね。もうほんと出来る子にならないでね。このまんまでいいよね」(光浦靖子)「いい子なんだろうね。ちゃんとしたお母さんお父さんが愛情をもって育ててさ、島から出て来てがんばってんの。器用にやらなくていいの」(大久保佳代子)と言葉をかけていた。未公開映像には、そんな二人の言葉に涙を流す長濱の姿が映し出されており、なぜか感動のエンディングを迎えている。このオアシズの感想こそが、長濱の特色をよく捉えているように思う。視聴者も同意見だからこそ彼女を応援したくなるのだ。そんな長濱の人たらしっぷりは天性の才能と言ってもいいだろう。
そして14日の生放送では、MCの成長ぶりも垣間見えた。盛り沢山な内容にも関わらず、何でも許せてしまえそうな笑顔と、心地よいリズムで滞りなく進行する姿には、番組アシスタントなどもいけるのでは? とさらなる可能性を感じる。
新たなジャンルを切り拓いた『ねるねちけいONLINE!』で長濱が出した結論は、「『ねるねちけいONLINE!』またやりたいです!」と最後までストレートだったが、5年10年と、ライフワークとして続けてほしいと思わせるほど、魅力と多幸感に満ちた番組であった。
(文=本 手)