星野源、『未来のミライ』で声優としてもさらなる注目集めるか 細田守監督を参考にした役作りも

 星野源がおとうさん役の声を務める映画『未来のミライ』が、7月20日より公開される。同作は細田守が監督を務め、上白石萌歌が4歳の男の子・くんちゃん役、黒木華が未来からやってきた少女・ミライちゃん役を担当している。音楽家、俳優、文筆家と様々な分野でエンターテインメントの第一線を走り続けている星野源が、今夏は声優として大きな注目を集めることなるだろう。

『星野源 音楽の話をしよう』

 星野がアニメ映画で声優を務めるのは、『聖☆おにいさん』のブッダ役、『ちえりとチェリー』のチェリー役、『夜は短し歩けよ乙女』の先輩役に続き4度目。星野は“父親”というこれまでと異なる役柄の声を演じるにあたり、「センシティブな“おとうさん”の気持ちや、監督ご自身の言葉、それを話されているときの横顔が参考になりました」と監督自身を参考にしたと語っている(参考:「未来のミライ」星野源は細田守を参考に役作り、上白石萌歌は「冒険を楽しんで」/映画ナタリー)。

 細田の話し声は優しく落ち着いていて、聞き取りやすい。耳に馴染みやすく、安心する声だ。星野が演じたおとうさんの声は、そんな細田の声も意識しているかのようにも聞こえる。

 星野が演じるおとうさんは、抱っこが下手で失敗ばかり。完璧な父親像とは遠いが、だからこそ親近感が湧く存在だ。今や国民的シンガーと言っても過言ではないにも関わらず、ラジオやバラエティ番組を通じて“根暗”な部分をさらけ出したり、時には“下ネタ”も語るなど、親しみやすい一面を見せる星野とどこか似ているのかもしれない。

「未来のミライ」予告3

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