『バーレスク東京』の舞台からソロデビュー! Mii×RYOTAが語る、新しい夢の叶え方

『バーレスク東京』から生み出す新たなスターに!

ーーこれまでのアーティストになる道とは別のルートで夢が叶えられる場所ですね。

RYOTA:自分で言うのもなんですが、かなり理にかなったシステムだと思うんです。ダンサーが直面しているネガティブな環境、たとえば営業させられたり、衣装を自分で用意しなければならなかったり……っていうものを取っ払ってデビューも目指せる。これ、大きなレコード会社さんと本気でタッグを組んでできないかなと狙ってるんですけどね(笑)。やっぱり、まだセクシーな演出に偏った見方をされる場面もまだ残っているのかな。

Mii:でも7年やってて、女性のお客様も増えましたし、SNSで写真も上げてくれたりとか、すごくオープンになってきているのは感じます。

RYOTA:毎日たくさんのお客様がいらっしゃって、ときには地方からいらっしゃる方もいる。いただいたお土産は毎日山盛りになるくらい。それが、ステージに立つ子たちのモチベーションになるんですよね。お金っていう報酬だけじゃなくて、心をもらえるっていうのは。ゆくゆくは、ランウェイにかぼちゃの馬車を走らせられるくらいの大きなステージを作ってあげたいなって思います。あとは、VRとかプロジェクションマッピングを多用して、“超未来来た!”っていうショーも演出したいんですよね。そこにメジャーアーティストもゲストに呼んで、同じステージに立つ夢を叶えられる子がいたら素敵じゃないですか! 

ーー今回のMiiさんのソロデビューは、まさにそうしたバーレスクドリームの足がかりとなりそうですね。

RYOTA:そうですね。今回は、Miiちゃんが憧れた1990年〜2000年代の歌姫たちが歌ったようなミディアムバラードっていうコンセプトが軸になっているんです。耳なじみがよくて、歌詞もいい曲。その歌詞が歌う本人の想いだったら、よりいいなと思って、Miiちゃんに書いてもらうことにしました。

Mii:最初に楽曲を聞いたときには、少し懐かしい気持ちになりました。タイトルの『Pinky Swear』は、指切りっていう意味なんです。私は、この曲をファンのみなさんに向けた約束の歌にしたいなと思って。大きな夢を一緒に叶えていこうよ、っていうメッセージを歌詞にしました。私が最初に書いたものはガチガチに気持ちを書き表したものだったので、少しマイルドに修正されて(笑)。言葉のはめ方とか、勉強になりました。

ーー紆余曲折があり、ソロデビューとなったわけですが、Miiさんの中で夢が叶ったという手応えはありますか?

Mii:「叶った!」という感じではないかな。もっとこれをきっかけに、やっていきたいという気持ちです。もっと大きなステージに立ちたいですし、私の歌を楽しみに来てくれる人をもっと喜ばせて行きたいです。いつかミュージカルみたいなものも挑戦してみたいですね。歌って、踊って、演技をするような。

ーーそれこそ、『バーレスク東京』でのMiiさんの歩みをミュージカルショーにして見てみたいです。

RYOTA:あー、それはいいですね。深くわかってもらうためのドキュメンタリーは、ぜひやってみたいです。

Mii:ぜひ。いろんなことにチャレンジして、目の前のお客さんを楽しませて、その輪がどんどん広がっていくのが、『バーレスク東京』で見つけた、新しい夢の叶え方だと思います。

 

(取材・文=佐藤結衣/写真=外林健太)

■リリース情報
『Pinky Swear』
2014年7月14日(土)配信スタート
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バーレスク東京 オフィシャルサイト

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