つんく♂、Nコン2018課題曲「ポジティブ太郎」を解説 「ネガティブもポジティブも紙一重」
3月10日に『発表!Nコン2018課題曲』(NHK Eテレ)が放送。『NHK全国学校音楽コンクール』は、全国10万人の小中高校生が参加する日本最大規模の合唱コンクール。それぞれの製作者から、今年の課題曲への思いが明かされた。
高等学校の部の課題曲は、「ポジティブ太郎~いつでも始まり~」に決定。発表後、そのタイトルが話題となった。作詞を担当したのはつんく♂。彼はこの楽曲に込めた思いとして、「人間ってだいたいネガティブ太郎なんですよ。僕だけなんで、こんなに不幸なんやって。でも、その時に『ここから楽しもう』って、『晩御飯なにかな?』『好きな子からメールないかな?』って逃げるのではなく、変換出来る能力を持ってほしいかな」とタイピングにて、はにかみながら伝えた。
今年の2月、学生70人とつんく♂との交流会が行われた。高校生の合唱を聴いたつんく♂は、「しっかり歌ってくれてとても嬉しかったです」と感想を伝える。さらに、つんく♂は「自分はポジティブ派? ネガティブ派?」と学生に質問をぶつける。若干ポジティブ派が優勢な状況に「さすが合唱団のみなさん! って感じで。ポジティブな心を持っている方が多いんだなと」と驚いた表情を見せた。
つんく♂は、ポジティブとネガティブについて「僕も学生時代はけっこうひねくれていて、悪いことが続く時も、冷静でずどーんって落ち込まないように調整していた。ただ、危険なのは言霊じゃないけど不吉を口にすると、それを引き寄せるみたいなこともあるんだよね。だから、逆もあるんよ。いいことを想像して口にしておく。するといいことも、引き込んでくる! 的な。良い方のエネルギーも持っておかないとって」と心の持ち方を学生たちに伝えた。