つんく♂、Nコン2018課題曲「ポジティブ太郎」を解説 「ネガティブもポジティブも紙一重」

 さらに、ポジティブ、ネガティブ談義は続く。ネガティブ派の学生から「どうやってポジティブ太郎に切り替えているんですか?」と聞かれたつんく♂は、「例えば、おおげさな話でいうと、こうやって病気になって声を失う。『こんな病気になるのって、歌手じゃない人でええんちゃうの!』って思ったりしましたよ」と明かした後に、ジェスチャーにて課題曲の2番の歌詞にある<今/幸せラインを通過した>を表現する。「自分で線を引いて、幸せのラインを通過してみる。ただ、飛び越えるだけ。イメージはスキーのジャンプで。そこを越えたらハッピー。身長が低いのがやだって、ずっと思っているより、そのラインをスーッと飛び越えて、背が低いのは個性で、こんな私を好きになってくれる人がいるはずだ。この切り替えだけ」と親指を立てるサムズアップで感情を伝えた。最後につんく♂は「ネガティブもポジティブも紙一重。気持ちの持ちようなだけで、実は決めているのは自分なんです」と交流会を締めた。

 他にも、小学校の部課題曲「出発」の作詞を詩人・童話作家の工藤直子、中学校の部課題曲「Gifts」の制作をSuperflyが務めている。7月中旬から始まる都府県地区コンクールにむけて各学校での練習が始まり、全国コンクール『第85回NHK全国学校音楽コンクール』の放送は10月6日~8日を予定している。

(文=向原康太)

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