EXILEからGENERATIONSまで……EXILE TRIBE、現在の全体像を解説

 先日、約1年半の間沈黙していたEXILEが再始動することが発表された。3年ぶりのドームツアー『EXILE LIVE TOUR 2018 “STAR OF WISH”』の開催、オリジナルアルバムのリリースなどが公表され、注目が集まっている。しかし、さすがはEXILE、それだけではない。2月から6カ月連続で第一金曜日に新曲を配信する企画『EXILE FRIDAY』も併せて始動している。さらに、各楽曲ごとにLyric videoも制作。メンバー自らがプロデュースをしていく。多くのメンバーがグループを掛け持ちして活動しているため、バラエティ豊かな作品に仕上がるのではないだろうか。

 2月2日に第1弾となる『PARTY ALL NIGHT~STAR OF WISH~』、3月2日には第2弾となる『Melody』が配信済み。『PARTY ALL NIGHT~STAR OF WISH~』はEXILE TRIBEのどのグループとも印象が違う、これぞEXILEともいえるパーティーチューンで、再始動に相応しく盛り上がれる楽曲になっている。ちなみに、両楽曲のLyric videoはEXILEメンバーがプロデュースを担当。ポップなグラフィックが印象的だ。今回はこのEXILEの再始動を受け、改めてEXILE TRIBEの全体像を振り返ってみたい。

EXILE / PARTY ALL NIGHT ~STAR OF WISH~(Lyric Video)

EXILE TRIBEを牽引するグループ

 EXILE TRIBEは、EXILEをはじめとした関連グループの総称で、ヒップホップ・カルチャーでいうところの“クルー”のようなアーティスト集団だ。そして、EXILE TRIBE内には、“EXILE魂”を継承し続ける者たちとして、それぞれのグループに大まかな位置づけがある。

 まず、現在のTRIBE全体を牽引しているのは、EXILE THE SECONDと三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEだろう。実際、EXILE THE SECONDのメンバー全員と、三代目 J Soul BrothersのNAOTOと小林直己と岩田剛典の3人は、EXILEのメンバーの中核としても活躍している。

 例えば、EXILEの新曲『PARTY ALL NIGHT~STAR OF WISH~』のLyric videoをプロデュースしたのは、EXILE THE SECONDのAKIRAとSHOKICHIだ。『PARTY ALL NIGHT~STAR OF WISH~』のようなグラフィカルなLyric videoは、エド・シーランなどのミュージシャンが積極的に制作しているもので、近年の洋楽シーンにおける流行でもある。洋楽シーンの最先端にも目配せをするアプローチは、EXILE THE SECONDとしても活躍する二人ならではのものだろう。

 一方、三代目 J Soul Brothersの岩田剛典は、今や押しも押されもせぬ人気俳優として活動中。今年は『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)で連続ドラマ初主演、『パーフェクトワールド』、『去年の冬、きみと別れ』、『Vision』と3本の映画出演が決定。マルチなエンターテイメント集団・EXILEを世に広める、ドアマン的存在だ。

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