嵐 二宮和也、ドラマ『ブラックペアン』で日曜劇場初主演 2018年は全方位の活躍に期待?
嵐の二宮和也が、2018年4月より放送の日曜劇場『ブラックペアン』(毎週日曜よる9時)で主演・渡海征司郎役を演じる。原作は海堂尊の小説『新装版 ブラックペアン1988』(講談社文庫)。『チーム・バチスタの栄光』など医療の現場をテーマにした作品で知られる海堂の人気作がドラマ化されることとなり、二宮に白羽の矢が立った。二宮が日曜劇場で主演を務めるのは初。さらに、TBSの連続ドラマに出演するのは、2008年10月期放送の金曜ドラマ『流星の絆』以来10年ぶりのことである。視聴者としても今回の二宮のドラマ出演は、かなり新鮮に映るのではないだろうか。
最後に出演した連続ドラマ『弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』(2014年、日本テレビ系) 以降の二宮の活動を改めて振り返ると、『フジテレビ開局55周年特別ドラマ「オリエント急行殺人事件」』(2015年、フジテレビ系)、『赤めだか』(2015年、TBS系)、『新春スペシャルドラマ「坊っちゃん」』(2016年、フジテレビ系)といったスペシャルドラマ3本に、『ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶんHAPPY』(2014年)、『暗殺教室』シリーズ(2015・2016年)、『母と暮せば』(2015年)、『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』(2017年)のような映画5本と、俳優業はここ4年ほどはスクリーンを中心に活動してきた。
TVではどちらかというと、演技の仕事以外に磨きをかけてきた期間だったように思う。近年なにより大きなトピックだったのは『第68回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)で務めた白組司会だろう。2002年よりパーソナリティを務めているレギュラーラジオ『BAY STORM』(bayfm)や冠番組『ニノさん』(日本テレビ系)での経験が功を奏したのか、紅白初司会とは思えないほど肩の力が抜け、機転を利かせた進行やトークが大変好評だった。二宮は紅白司会という新たな挑戦を難なくクリアしてみせた。
年が明け、今回のドラマでも二宮は初の外科医役に挑む。同作は孤高の天才外科医が病院の新技術導入を巡る様々な不正や過去を暴いていく、痛快な医療エンターテインメントドラマだという。医療ドラマといえば、手術シーンにおける忠実さやリアリティが求められ、役作り以上の高度なテクニックが必要とされる。『ブラックペアン』オフィシャルサイトに掲載された二宮のコメントには、実際の手術を見学しながら準備を進めているという内容とともに「毎週観てくださる方々の感情を揺さぶれるよう、全力で行きます! 」「長期間渡海を預からせていただくので、役とじっくりと向き合いたいと思います」との意気込みが語られている。