ライブとテクノロジーの未来に欠かせないものとは? 『DAWN』トークセッションから考察

ライブとテクノロジーの未来に不可欠なものとは?

鈴木おさむ氏

 トークセッションの後半、主にアイドルが活動する場となっているSHOWROOMに対し「バンドだったり、ロック(ミュージシャン)だったりがうまく入れられると良いのでは」(大田)、「スポーツ選手が練習だったり、頑張っている様子を配信してファンをつける」(福田)とそれぞれが提案する場面もあった。もちろんそう簡単なものではないだろうが、ジャンルの枠を越えてこうしたプラットフォームや技術を利用できるようになれば、よりエンターテインメントの楽しみ方は広がりそうだ。

 「入り口さえ越えてしまえば。(会場に)行ったら、あとは面白い」(大田)

大田高彰氏(株式会社インターグルーヴプロダクションズ 代表取締役)

 これはフェスに対しての言葉だったが、実はどんなエンターテインメントにも当てはまるのではないだろうか。ユーザーが参加しやすいフラットな“入り口”を作り、最先端技術によって“面白い”ものを生み出す。それは音楽に限らず、今のエンタメ全体に必要なことなのかもしれない。エンタメとテクノロジーについて熱く語る3人の姿からは、そんな未来への希望を感じた。

(文=村上夏菜)

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