『ももクロ夏のバカ騒ぎ2017-FIVE THE COLOR Road to 2020-』8月2日レポート
ももいろクローバーZ、スタジアムライブで示した新しい青春の形 『夏のバカ騒ぎ2017』レポート
いよいよライブも競技もラストスパートに差し掛かり、「男子100m決勝」「スポーツクライミング」「男子110mハードル決勝」が行われ、「男子棒高跳び」では百田夏菜子のえびぞりジャンプが冴え渡る「行くぜっ!怪盗少女」とのコラボが実現。続けて「走れ!」を披露すると、ライブスタートと同時にスタートした「ハーフマラソン」も大詰めを迎え、会場も選手もヒートアップ。さらに「桃色空」「青春賦」といったミドルナンバーを歌唱し、ゴールに辿り着いたランナーをあたたかく迎えた。
MCパートでは松崎しげるがゲスト登場。ライブ恒例の「愛のメモリー」に乗せたサプライズ発表へ。10周年を記念した大型単独ライブを来年初夏に開催することを告げ、さらに7月28と29日にスターダスト所属の女性アイドルが総出演する夏フェス『夏S(なつえす)』を行うことを発表。10周年というフレーズを聞いたグループ最年長の高城は、「私も来年で25歳!」と感慨深くコメント。サプライズ発表に興奮冷めやらぬ中、「MOON PRIDE」とラストナンバー「白金の夜明け」を歌い本編を締めくくった。
アンコールで登場したももクロは、「ツヨクツヨク」で会場一丸となってタオルを振り回した後、バンド紹介を経て「あの空へ向かって」を披露した。東京オリンピック開催まであと3年。<希望あふれた未来へ 僕らは夢を描くよ あの空へ向かって はばたこう>という歌詞は、ももクロの未来への強い意思を表すメッセージのようにも聞こえた。2013年の東京五輪開催決定の際に百田は、「開会式で歌いたい」と発言していた(参考:ももクロ五輪カラー? 開会式で熱唱希望)。来年10周年を迎えグループとしてさらに勢いになるももクロは、これまでことごとく大きな目標を実現してきた。そんな彼女たちとモノノフが一緒になり、また新しい奇跡を打ち立てる日が本当に来るのかもしれない。
(文=泉夏音)