KinKi Kids、V6、NEWS、関ジャニ、JUMP、Sexy Zone…近年のコンサートグッズの傾向は?

 8月に入ってから、ジャニーズグループたちのコンサートが次々と開催されている。現在コンサートを行なっているのはV6、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、A.B.C-Z。コンサートの内容はもちろんだが、ファンにとって大きな楽しみとなっているのがコンサートグッズではないだろうか。うちわやクリアファイルなどの定番グッズ以外にも、年々工夫が施されたグッズが増えてきている。そこで今回は、直近で開催されたコンサートを含め、最近のコンサートグッズの傾向を考えてみたい。

オリジナルキャラクターを多用!:V6&Sexy Zone

 2017年5月7日まで行なわれていたSexy Zoneのコンサートツアー『Sexy Zone presents Sexy Tour 2017~STAGE』。そのグッズには、“セクベア”というクマのキャラクターを使ったデザインが採用されていた。10代〜20代の女性ファンが多いSexy Zoneらしい、カワイイ系のデザインのTシャツや、スマホリング、キャップなど若者向けアイテムが多い印象だ。同じくオリジナルキャラクターを使っているのが、現在開催中であるV6のコンサートツアー『V6 LIVE TOUR 2017 The ONES』のグッズ。グッズイラストを手掛けたのは、人気イラストレーター・長場雄氏。「太陽と月のこどもたち」のMVのアニメーションも手掛けた長場氏のイラストを使ったグッズは、シンプルでありながらなんとも洗練されたデザインで、老若男女問わず幅広い層のファンがいるV6にぴったりである。同じようにオリジナルキャラクターを用いた2グループだが、それぞれ自分たちのファンに合ったデザインで「らしさ」を出している。

コンサートタイトル推しのグッズが充実:関ジャニ∞&NEWS

 2017年6月11日に幕を下ろした『NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND』。8thアルバム『NEVERLAND』から世界観が一貫しており、「“NEVERLAND”という国にファンを招待する」というコンセプトのもと、アルバムの初回封入特典に鍵が封入されたり、その鍵を使ったパネル展が開催されたりした。そんなアルバムと同名のツアー『NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND』のグッズは、Tシャツやパーカー、ショッピングバッグなどにタイトルロゴを大きく使用。アルバムの特典だった鍵のマークも使われている。彼らは、グッズも含めて「NEVERLAND」の世界観を作り上げているのだろう。そして、現在開催中の『関ジャニ'sエイターテインメント ジャム』のグッズも、コンサートタイトルを全面に押し出している。カラフルな色使いと、“ジャム”にちなんだキッチュな瓶や苺のモチーフ、大きく入った“ジャム”・“JAM”という文字が関ジャニ∞らしい。NEWSも関ジャニ∞も、分かりやすくシンプルにコンサートタイトルやロゴが使われているため、記念として購入したいグッズだ。

アニバーサリーイヤーならではのグッズも:Hey! Say! JUMP&KinKi Kids

 今年デビュー20周年を迎えたKinKi Kidsは、2017年7月15日・16日に『KinKi Kids Party!~ありがとう20年~』を開催。グッズは4種類と少なめだったが、アニバーサリーイヤーだからか通常のコンサートではあまり見ないグッズを発売していた。それが、デビュー曲「硝子の少年」が流れるオルゴールだ。珍しいグッズだけに、ファンからの評判も上々であった。そして同じく2017年、デビュー10周年を迎えるHey! Say! JUMPは、現在『Hey! Say! JUMP I/Oth Anniversary Tour 2017』の真っ最中。グッズの中には、ツアーロゴをアレンジした砂時計型のフォトフレームがある。10周年という大きな節目にふさわしいグッズだ。ゴールドが使われているシックなもので、Hey! Say! JUMPのキャラクター「9ぷぅ」が使われている他の可愛らしいグッズと一線を画した、大人っぽいデザインが特徴的だ。特別な年の特別なグッズは、つい購入したくなってしまうものである。

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