AKB48『選抜総選挙』、今年のキーワードは“新陳代謝”? 識者が語る注目ポイント
また、速報を受けてさらに激戦となるであろう上位争いの行方についてはこう推察する。
「メンバーの辞退や卒業もあり、8位〜16位の選抜メンバーは昨年からかなり様変わりしそうな気がします。速報で意外なメンバーが上位にランクインしたこともあり、20位前後のメンバーについては、熱心なファンたちが立ち上げている選対(選挙対策委員会)が大きく動きそうですし。そこにここ数年で実力を挙げてきた須藤凛々花さん(NMB48)や福岡聖菜さん、常連組のファンがどこまで対抗するかというところでしょうか。荻野さんと同じバイトAKB出身で、昨年から期待を掛けられながらも速報では圏外となった松岡はなさんの巻き返しにも注目です。トップ争いについては、宮脇さんの活躍にも期待したいですね。彼女は昨年7位に輝いたもののステージで悔しさのあまり涙を流し、先日の取材でも『指原さんと渡辺さんが最後だからこそ、いま2人を抜かないと意味がない』と言っていましたから」
最後に、今回の総選挙が今後のグループにもたらすであろう影響について、同氏はこうコメントした。
「例年通りだと速報と本番では大きく順位が異なるため、最終的にどうなるかは予測不能な部分もありますが、選抜メンバーの半数が昨年から変わってもおかしくない年だと思います。そうなることで、知らないメンバーの名前を見つけて興味を持ち、そこからファンになる人も多くなるでしょうから、グループにとっては大きなチャンスが待っているといえそうです」
グループにとっては世代交代の大きな節目ともいえる今回のタイミング。『AKB48 49thシングル 選抜総選挙』は果たして、その流れを裏付けるものになるのだろうか。
(文=中村拓海)