KAT-TUN中丸雄一がMCを務めているバラエティ番組『世界ルーツ探検隊』（テレビ朝日系）が、6月5日に2時間スペシャルを放送する。ゲストとしてV6井ノ原快彦、そしてKAT-TUNの亀梨和也が出演。ジャニーズメンバーが集結するとあって、賑やかな放送回となりそうだ。

　収録後、メディアへの取材に応えたキャスト陣。5月30日放送の『アサデス。』（KBCテレビ）などの情報番組でもその模様がオンエアされていた。中丸と共にMCを務めているオードリー若林正恭が「本番前に、そでのところでふたり（中丸と亀梨）がちょっとこう、じゃれ合ってるというか、話していて。中丸くんが誰かに心を開いているのを初めて見ました」と暴露する場面も。その発言を受けて、亀梨はニコニコしながら「まだ心閉じてます？」とツッコむ。

　さらに、井ノ原が「中居（正広）くん、（国分）太一くんと僕でたまに飲んだりとかするんですけど、“誰かひとり後輩呼ぼうよ”ってときに、“中丸っていう面白いのがいるんですよ”みたいな感じで、何回か来たことがあって」と、プライベートでの交流も明かす。みんなから愛される中丸の人柄が見えてくる。当番組は中丸にとって、地上波初のMCとなる。まるで授業参観に来た2人の保護者というポジションに見えて、とても微笑ましかった。

　KAT-TUNとV6は、縁深い関係もある。『ザ少年倶楽部 プレミアム』（NHK BSプレミアム）の2014年8月21日放送回では、当時KAT-TUNがMC、V6がゲストとして出演。デビュー当時6名だったKAT-TUNは、V6からのお下がり衣装をよく着ていたというエピソードが語られている。

　井ノ原は、KAT-TUNに対する思いを、2015年1月23日放送の『あさイチ』（NHK総合）で亀梨がゲストで出演したときに「僕らV6も6人組でKAT‐TUNも、もともと6人組だったよね。（メンバーが抜けていったことを）自分と重ね合わせて考えたら大変だなと思った」と話していた。包み込むような井ノ原の語りに、亀梨も「僕の場合は、赤西（仁）に関しては、隣で歌っていた人間がいなくなったという気持ちがあった」と赤裸々にトーク。井ノ原は、メンバーの年齢差があるV6で、潤滑油のような存在だった。そんな彼は、グループを超えて、後輩のKAT-TUNにも心をくばっていたのだろう。 

　井ノ原は『2015FNS歌謡祭 THE LIVE』（フジテレビ系）では、脱退を発表していた田口淳之介の持ちギャグ「入口、出口、田口です！」を披露し、話題を呼んだ。なぜ脱退しなければならないのか、KAT-TUNがどうなっていくのか、みんなが不安になっている中で、田口を、そして新しい展開に挑まなければならないメンバーとファンの背中を押すような、粋なはからい。井ノ原のこうしたやさしさが、多くの人の心を救ってきたのだろう。