星野源はジャンルを超越したエンターテイナーだ 「伊丹十三賞」獲得などから存在感を検証

 また、名エッセイストでもあった伊丹十三と同じように、星野源は文筆家としての才能も遺憾なく発揮している。本日3月30日には『ダ・ヴィンチ』で連載中のエッセイに書き下ろしを加えた『いのちの車窓から』(KADOKAWA)を発刊。シンガーとして、5月からはいよいよ全国ツアー『Continues』がスタートする。俳優、声優、文筆家……とジャンルを軽々と超越した活動から得た豊かな表現力が、シンガーソングライターとしても一歩先に踏み出すキーになるはずだ。2016年の「恋」ヒット後、初となる全国ツアーで、 “星野的表現世界”をどう見せてくれるのか、期待が高まる。

(文=村上夏菜)

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