モー娘。が「泡沫サタデーナイト!」で久々の首位! ハロプロ楽曲大賞2016を振り返る

【ハロプロ関連】

アップアップガールズ(仮)「君という仮説」

 ハロプロ正規グループ以外の、アップフロント関連事務所所属グループもハロプロ楽曲大賞のノミネート対象となっている。その中で最高位はアップアップガールズ(仮)「君という仮説」の39位。ちなみに同グループの「パーリーピーポーエイリアン」は45位だった。アプガはアイドル楽曲大賞の方にもノミネートされており、そちらでは「パーリーピーポー〜」が7位、「君という〜」が10位と、順位が逆になっているのが面白い。

◆MV部門

モーニング娘。'16「セクシーキャットの演説」

 ミュージックビデオの出来栄えを評価対象とするMV部門では、モーニング娘。'16「セクシーキャットの演説」が首位を獲得。譜久村聖・工藤遥・小田さくらの選抜3人が猫耳を着けて“セクシーキャット”に扮する姿が何と言っても印象的だが、MV全体もセットやコンセプト等に気が配られており、総合的な映像の力が評価されたといえる。

 前述の「辛夷の花」「夢幻クライマックス」は2位と4位、楽曲部門で1位だった「泡沫サタデーナイト!」はこちらでは3位と強さを見せる。楽曲部門で上位だった曲はMV部門でも上位に来る傾向はあるにはあるが、カントリー・ガールズ「ランラルン 〜あなたに夢中〜」は楽曲43位でMVは10位と、映像が高評価された形となっている。

◆推しメン部門

 前回の2015年度の推しメン部門では、1位の常連だった嗣永桃子(カントリー・ガールズ)を抑えて佐藤優樹(モーニング娘。)が首位に登り詰めたのが劇的だったが、2016年度も第1位は佐藤で連覇となった。しかし彼女は現在、腰椎椎間板ヘルニアを患いステージ活動を休止中。早く回復して元気な姿を見せてほしいというのがファンの願いだろう。

 ……以上、2016年度のハロプロ楽曲大賞の結果を駆け足で振り返ってきた。そして興味は本年2017年度のランキングにすでに移っている。前述のつばきファクトリー「初恋サンライズ」が個人的に最注目曲だが、他にも3月22日リリースの℃-uteラストシングル、(あるかどうか現時点では未確定だが)嗣永桃子の卒業曲、あるいは他グループにアルバムリリースはあるのかどうかなど、要点は様々にある。それら年間活動の総決算としてハロプロ楽曲大賞のランキングは今後もあり続ける。これを構成するのは言うまでもなくファン一人一人の投票なので、今年末も皆さんの参加をお待ちしております。

ピロスエ
編集およびライター業。企画・編集・選盤した書籍「アイドル楽曲ディスクガイド」(アスペクト)発売中。ファンイベント「ハロプロ楽曲大賞」「アイドル楽曲大賞」も主催。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる