関ジャニ∞の真骨頂は“ワチャワチャ”にあり プラスの連鎖生み出す『関ジャニ∞クロニクル』

 他にも名物コーナーとして、スポーツ競技などポーズが取りにくい状況でも、アイドルらしくカメラ目線でキメる「イケメンカメラ目線」がある。決定的瞬間なだけに変顔になることも多く、いつも全員でツッコミ合戦に突入してしまう。さらに、頭上のカメラにドラマ『3年B組金八先生』風にかけよる団体芸も、気に入って何度も披露する。本人たちが何よりも楽しんでいること、それがバラエティの真髄なのかもしれない。

 企画を楽しめる関ジャニ∞のバイタリティ、そして愛のある編集。作り手の“面白い”が、視聴者にも伝わってくる。そんなプラスの連鎖が『関ジャニ∞クロニクル』には感じられる。通常回も、全国ネットで放送されることを願うばかりだ。

(文=佐藤結衣)

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