『Mステスーパーライブ』ジャニーズの“層の厚さ”! グループ個性を貫いた8組のパフォーマンス

男気と粋な演出で魅せた、関ジャニ∞&TOKIO

 関ジャニ∞は着物姿で登場、きらびやかな和洋折衷の雰囲気の中で「NOROSHI」を歌った。2014年に自主レーベルを立ち上げたことをきっかけに、さらに関ジャニ∞らしさを追求している姿が印象的だ。これまでのアイドル像には縛られない、エンターテイナーとしての勢いを感じる。

 また、TOKIOのバンド演奏は、大人の男たちが音楽を楽しんでいる姿が実に心地いい。黒地に白でT・O・K・I・Oの文字をあしらった衣装で登場する演出にも、心が温まる。また、一生懸命に生きている人にしか体現できない、ほとばしるエネルギー。熱い思いが音に乗って視聴者の心にまで届く、そんな演奏だった。

 終始、遊び心満載なパフォーマンスで楽しませてくれた2グループ。エンディングでは恒例となっている、丸山茂(丸山隆平が城島茂に変装)と城島タモリ(城島茂がタモリに変装)の姿も。楽しみにしていたファンも多かったようで「今年もありがとう」「安心して年が越せそうです」とネット上でも大絶賛の声があがっていた。ちなみに、「NOROSHI」を演奏しているときの丸山は、袖なしのスタイルだった。これも“袖なしといえばTOKIO山口達也”の存在をリスペクトしてのことか? と勘ぐってしまうほど、関ジャニ∞やTOKIOのステージは、毎回何かをしてくれるのではないかという期待が高まってしまう。それほど2グループのサービス精神が、私たちの中に浸透している証拠かもしれない。

 実に、多種多様な個性を放ちながら、活躍しているジャニーズアイドルたち。2017年も、それぞれのグループが「らしさ」を貫き、伸び伸びと楽しく過ごしてくれることを願っている。

(文=佐藤結衣)

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