宇多田ヒカル、小田和正と15年越しの“約束”果たす 「大変長いことお待たせしました」

 最後は小田が「彼女の歌を聴きたいと思うんですが、『小田さんの歌を一緒に歌いましょう』とリクエストがあって」と語り、宇多田が「どの曲でも大丈夫ですと言っていただいて全部聴き返したんですけど、『たしかなこと』にグッと来て。作詞家としても小手先の表現じゃなく、身近な言葉を使って人同士の関係性を描くというスタンスに共感もしました」と明かし、ロック調にアレンジした同曲を披露した。

 番組ではほかにも、スキマスイッチ、根本要(STARDUST REVUE)、水野良樹(いきものがかり)、松たか子、JUJU、和田唱(TRICERATOPS)らがそれぞれの楽曲や洋楽・邦楽のカバー曲を歌唱し、小田の気さくなMCで終始盛り上がりを迎えたあと、最後は出演者全員でボブ・ディランの「The Times They Are A-Changin'」を歌い上げた。ライブ後、小田は「宇多田さんは贈り物みたいなもんでしたよね。あとはいつもの人たちもすごく頑張ってくれて。バトンを渡して行く、自分のやるべき音楽に付随した活動をどうするか考える良い機会だった」と語り、番組が終了した。

(文=向原康太)

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