道重さゆみ「再生」のインパクト 神格化されたアイドルはどこに向かう?

 道重のブログには自身の活動について「ライブとはまた違う、、新しい感覚のパフォーマンスを目指しています。」と綴られているが、この言葉が示すものとは。

「“ライブとはまた違う”という言葉を深読みすると、生で観ることのできるコンサートとは違うものとも連想することができます。YouTuberやVR技術を使ったアイドル、ボーカロイド、アニメ声優……など様々な推測を立てることができますが、日刊スポーツは『復帰後はタレント業だけでなく、ステージでのパフォーマンスなどを含め検討していくとみられる』、デイリースポーツは『今後についてはソロで、歌手やモデルなどジャンルにとらわれない活動を目指す予定』、サンスポでは『表現者という部分に重きを置くため、軸足はバラエティーなどテレビではなく、パフォーマンス力が発揮できる“ステージ”に置く可能性が高そうだ』と報じています。モーニング娘。を卒業したOGメンバーは、タレントとして活動しているメンバーが多いですが、道重さんは人前に立つステージでの活動をしていくようですね」

 また、来年春頃という復帰時期は何を意味し、どのような内容となるのか。ピロスエ氏は道重のキャリアを振り返りこう予測する。

「来年2017年の上半期は、嗣永桃子さんのカントリー・ガールズ卒業と芸能活動引退、℃-uteの解散とハロプロにとってトピックが続きますが、春頃に芸能活動を再開する道重さんと嗣永さんはなんとも対照的です。道重さんは過去に多数のソロ写真集を出版していますが、2011年にセルフプロデュースで出したのが『Sayuminglandoll』という1冊。ブログタイトルとも同じであるこの写真集は、レトロモダンやゴシックなどコスプレ色の強いコンセプチュアルな内容でした。卒業タイミングに発表されたソロ曲『シャバダバ ドゥ~』もまたこの写真集の世界観に通ずるポップなものを感じさせます。今後、道重さんが何かしら活動していく中で、これらのようなカラフルでポップな世界観がまた展開されていくのかもしれません」

 2年前の横浜アリーナにて華々しく卒業コンサートを行った道重さゆみが芸能活動を再開する。活動の内容は未だ明らかになってはいないが、どのような形であれ再びファンを歓喜させてくれることは間違いないだろう。

(文=渡辺彰浩)

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