NEWS、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2…… SMAP解散に寄せる後輩たちの思い

(C)タナカケンイチ

 Hey! Say! JUMPの伊野尾慧は、フジテレビ系『めざましテレビ』の8月18日放送回にて、「物心ついたときからテレビで活躍されていて、歌も大好きで後輩であると同時に1人のファンとして寂しい気持ちですね」と明かしていた。伊野尾は、メンバーの薮宏太、八乙女光、高木雄也、岡本圭人らと2008年にSMAPが開催したライブツアー『super.modern.artistic.performance tour』を訪れた際、木村拓哉にトロッコへと引っ張り上げられ、当時デビュー間もない頃にSMAPのコンサートに登場するという、貴重な経験をしている。SMAPは、ファンに紹介するかのように、コンサートを見に訪れた後輩たちを度々ステージに上げてきた。SMAPのコンサート中のファンへの振る舞いを勉強して、それを受け継ぐメンバーも数多く存在する。Hey! Say! JUMPの有岡大貴は、「物心ついた時からSMAPの香取くん」と、香取慎吾が憧れの存在であることを2013年4月17日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ)で公言しており、香取のソロ曲のタイトルを全て記憶しているほど。

(C)タナカケンイチ

 SMAPの解散が報道された8月14日は、Kis-My-Ft2が福岡ドームにてコンサートツアー『Kis-My-Ft2 CONCERT TOUR 2016 I SCREAM』を開催し、舞祭組のメンバーによるステージが盛り上がりを見せていた。Kis-My-Ft2の千賀健永、宮田俊哉、二階堂高嗣、横尾渉からなる派生ユニット「舞祭組」を“スルメ”という名でプロデュースしているのは、SMAPの中居正広。中居は、それまで音楽番組などでメインに並ぶ3人と後ろで踊る4人組という“メンバー内格差”を逆手に取って認知度を高める大きなチャンスを作った。Sexy Zoneに関しても、2015年6月27日に放送されたTBS『音楽の日』で中居が、グループの結束強化に一役買って出ている。同番組で、前列で歌う3人と後列で歌うマリウス葉と松島聡の衣装が違うのを見て、中居は「君たち衣装違うけど、5人でSexy Zoneだよね」と言及。誰も言えずにいたグループ内格差について触れつつも、中居の口から「5人でSexy Zone」という言葉で強調されたことが、ファンには響いたようだ。今年放送された『音楽の日』では、松島が「中居からもらった当たりのお年玉のおかげで一人仕事をいただけるようになった」と嬉しそうに話しており、もちろん出演時には5人とも同じデザインの衣装で登場していた。Sexy Zoneのメンバーから、SMAPへのコメントは特に発表されてはいないが、彼らにとっても、重大な出来事だったに違いない。

 アイドル活動の幅を広げた活躍以外にも、幾度となく後輩たちの背中を押してきたSMAP。後輩たちにとって希望であり、夢であり、憧れだったSMAPへの思いは、SMAPが先鞭をつけた様々なフィールドで、それぞれが活躍していく姿を通して伝えてほしい。

(文=梅中麻衣)

関連記事