『“PENGUIN DISC”お披露目イベント』ハコイリ♡ムスメ、Peach sugar snow、RYUTistライブレポート

裏コンセプトは“アイドル冬の時代”への備え!? 南波一海主宰レーベルお披露目ライブレポート

 8月8日、タワーレコード新宿店にて『タワーレコード新レーベル“PENGUIN DISC”お披露目イベント』が開催された。

 同イベントは、音楽ライターの南波一海がタワーレコード内に主宰レーベル<PENGUIN DISC>を設立したことを受け、レーベル参加第1弾アーティストのハコイリ♡ムスメ、Peach sugar snow、RYUTistの3組のライブをお披露目するというもの。

南波一海

 イベント冒頭にはレーベル全体のディレクションを務める南波がステージに登場。平日のお昼に開演ということで、「みなさんお仕事どうされてるんですか? お昼休み? 『TIF』休みですかね」と、イベント前日に開催されていた『TOKYO IDOL FESTIVAL 2016』に触れて笑いを誘い、ハコイリ♡ムスメを呼び込んだ。

ハコイリ♡ムスメハコイリ♡ムスメ

 ハコイリ♡ムスメは、1980年代から1990年代のアイドル楽曲をカバーしながら、オリジナルソングも披露しているアイドルグループ。「今回<PENGUIN DISC>さんに参加させていただくということでハコイリ♡ムスメの世界観、音楽をたくさんの方にお届けできたらなと思っております」と神岡実希がコメントし、オリジナル曲の中から「レモネード・キッス」やメッセージ性のこもった楽曲「Let’s Party Time!」など夏の楽曲4曲を披露した。

Peach sugar snowPeach sugar snow

 2番手に登場したPeach sugar snowは、山梨発ウィスパーボイスで歌う2人組アイドル。ショートチューン「PSSテーマ」に乗せてウィスパーボイスを披露すると、まだあどけなさの残る様子で自己紹介をしてみせた。メンバーの1人、山口サララは7月17日に新加入したばかりのメンバーだ。2人は8月16日に<PENGUIN DISC>からリリースするミニアルバム『キミと僕のwhisper』からマイクスタンドを使用した「キミと僕の雨の中」、アルバムリード曲の「私キミに恋してる」をパフォーマンスした。

RYUTistRYUTist

 ラストは、新潟市中央区古町から生まれたアイドルユニット、RYUTist。オープニングSEでもある「RYUTiswing take3」で登場した4人は、8月2日にリリースしたばかりの2nd ALBUM『日本海夕日ライン』から海を彷彿とさせる爽やかな楽曲「日曜日のサマートレイン」を披露。MCにて佐藤乃々子は、「ハコイリ♡ムスメさん、Peach sugar snowさんと一緒に、私たちがずっとお世話になってる南波一海さんの新レーベルさん、PENGUIN DISCさんにRYUTistも参加することができて本当に嬉しいです」と感謝と喜びの言葉を伝え、RYUTistの一貫した「さん」付けに会場には笑い声が上がった。RYUTistのライブ恒例の「ゆるキャラさん紹介」を経て、最後にお決まりの楽曲「ラリリレル」でファンとの一体感を生み出しライブを締めくくった。

 最後は、RYUTistに加え、ハコイリ♡ムスメ、Peach sugar snow、南波が再びステージに登場。RYUTistの佐藤は、ハコイリ♡ムスメに対して「隣から可愛い視線が来てとても幸せなんです! 本当に可愛いくて、さっきも喋られてた時もキュンキュンして」と叫ぶと、ハコイリ♡ムスメの神岡は「(RYUTistのライブを)さっき後ろから観させていただいたんですけど、本当にすごくて学ぶことがたくさんあって、成長しないとだなって思いました」とコメント。それに対して南波は「なんでも『さん』を付けるといいんじゃない」と提案すると、神岡は「思ったんですよ。ハコムスよりも“箱”に入ってる」と指摘し会場は爆笑の渦に。ここで南波が「知らないかもしれないですけど」と切り出し、ハコイリ♡ムスメがRYUTistのホームである新潟で2マンライブをすることをサプライズ発表。これには2グループから「聞いてないんですけど!」と喜びの声が上がった。

関連記事