関ジャニ∞、期待の斜め上をいく「現在地」 パワフルな楽曲支えるのは団結力?

 その完成度の高さを支えているのは、メンバー間の団結力に他ならないのではないか。素の表情が楽しめる『関ジャニ∞クロニクル』を見ていても、メンバー間の信頼関係の強さが十分に伝わってくるのだ。6月25日放送の回では、横山裕が嫉妬したメンバーを発表するコーナーがあった。これも、言ってみればメンバーの才能やセンスを褒め称えているようなもの。お互いを尊敬し、それぞれのキャラクターや個性を知り尽くしているからこそ成り立つコーナーだ。グループにおける1人ひとりの存在感が明確になっており、誰がセンターに立つかというだけでテーマ性がハッキリする。だからこそ、個性的な作品でも、関ジャニ∞らしさをブレることなく発信できているのかもしれない。これからも、私達の期待の斜め上をいくパワフルな作品を、そして仲睦まじい男たちのじゃれ合いを見せてほしいものだ。

(文=佐藤結衣)

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