嵐、「復活LOVE」で初めて“マイクスタンド”を主役に? 過去の使用曲を振り返る
「ワイルド アット ハート」、こちらも松本潤主演ドラマ『ラッキーセブン』(2012年・フジテレビ系)の主題歌。楽しい曲調にあわせてコミカルな演出が取り入れられたミュージックビデオのワンシーンに、スパンコールのジャケットにサングラスをかけたメンバーの歌唱シーンが登場する。このときマイクスタンドを使用し、V字や一列に並んだパフォーマンスを披露しているのだ。同曲のテレビ番組でのパフォーマンスもいくつか種類があり、マイクスタンド使用のバージョンでは前3人・後ろ2人のフォーメーションが組まれている。ミュージックビデオの世界観を再現し、かつ手の振りを生かす。その両方の目的でマイクスタンドが用いられていたように思う。
そして今回の「復活LOVE」では、これまでの使用方法とはあきらかに違い、マイクスタンドが主役のパフォーマンスが披露されているのだ。中心に置かれたひとつのマイクをソロパートを歌うメンバーで代わる代わる使用したり、スタンドに足を絡ませる振りや、スタンドを優しく撫でる仕草、マイクスタンドを抱えながら踊りフォーメーションを変化させるなど、パフォーマンスを盛り上げる道具として使用されている。もちろん「大人の恋」を歌う楽曲の雰囲気にもぴったり合っている。2015年の年末からテレビ番組でのパフォーマンスにも一層磨きがかかっている嵐のメンバー。今年も新たな演出に積極的に挑戦し、視聴者を楽しませてくれそうだ。
(文=竹上尋子)