2ndアルバム『ダウトの行進』

空想委員会が語る、チームの結束と音楽への自信「自分の素を出した方が、お客さんと向き合える」

 

「とにかく、ずっと音楽をやっていきたい」(岡田典之)

ーーライブのテーマは、『安全かつ健全にはしゃぎ、全員で楽しむ事』ですが、そう思うようになったキッカケは?

佐々木:演奏している側としては、「ここのアレンジをこんな風に変えてみた」とか、「曲と曲の間のタイミングをこういうふうにこだわってみた」みたいな、ライブでしか出来ない工夫を色々考えてやっていて、そういうところまで見てほしいんですよね。そして何より、怪我してほしくない。すべてのお客さんに楽しい気持ちで帰ってもらいたいんです。

ーー三浦さんは、40代や50代の男性ファンが多いらしいじゃないですか。

三浦:そうなんですよ(笑)。なんか、会社の部下みたいに思うんじゃないですかね。「おい三浦、しっかりしろよ」みたいな。

ーーああ、なるほど(笑)。昔の自分を見ている感じもあるのかもしれないですね。

岡田:ああ、絶対それあると思う(笑)。「俺もあんな感じだったなあ」って。

ーー「昔は恋愛でもがいてたなあ」とか。

三浦:(笑)。日々生きてることでモヤモヤする感じとかは、同じこと考えていたかもしれないですよね。それに、「なんかやりづれえなあ」「会社、居心地よくねえなあ」とかは、今も漠然と考えているかもしれない。そういう人たちが、少しでも日常を忘れて楽しんでくれたら嬉しいですね。

ーー以前のインタビューで、「今でも『手を抜けばすぐに需要がなくなる』という危機感はずっと持っていて、特にライブには力を入れてます」と言っていましたが、その危機感は今も変わらず? 

三浦:いや、そういう危機感は今はあんまり感じていないですね、そういえば。昔は、「俺がキッチリ作り込んでやらなきゃマズイ」っていうのがあったんですけど、もう信頼できるチームが出来ているので、危機感というよりは、「このチームの中で自分は何が出来るのかな」っていう気持ちに変わったかもしれないですね。いろんな人がいるなかで、僕にしかできない仕事があって。佐々木も岡田もそれぞれあって、そこで何をどうやるのか?っていう風に意識は変わったと思います。

ーーでは最後に、今後の展望を。

三浦:バンドとしては「代わりの効かないバンドになろう」っていうのが目標です。いろんなバンドがたくさん存在するけど、「こういう気分のときは、空想委員会を聴く以外にないよね」って思われる存在になりたいですね。

岡田:とにかく、ずっと音楽をやっていきたいですね。そのための知識や技量をコツコツ身につけていきたい。

佐々木:個人的には、稲葉浩志さんのバックバンドでギターを弾くのが夢ですね。

ーー佐々木さんはB'zの大ファンなんですよね。彼らのどういうところが好きなんですか?

佐々木:それを話し出すと、あと1時間必要ですよ?(笑)

(取材・文=黒田隆憲)

■リリース情報
『ダウトの行進』
発売:2016年2月10日
【豪華な通常盤】¥3,000(税抜)
CD(全12曲)
01 ミュージック
02 春恋、覚醒
03 物見遊山
04 容れ物と中身
05 純愛、故に性悪説 -album mix-
06 不在証明
07 Silver Bullet -instrumental-
08 ワーカーズアンセム
09 新機軸
10 僕が雪を嫌うわけ
11 フロントマン
12 桜色の暗転幕

DVD (100分を越える映像を収録)
ダウトの行進 Special Video
ミュージック Music Video
純愛、故に性悪説 Music Video
春恋、覚醒 Music Video
僕が雪を嫌うわけ Music Video
ダウトの行進 Special Videoメイキング映像
純愛、故に性悪説 Music Videoメイキング映像
春恋、覚醒 Music Videoメイキング映像
僕が雪を嫌うわけ Music Videoメイキング映像

・透明フィルム&着せ替えカード仕様(初回プレス分のみ)

【ジャケットカスタム盤】※期間限定 ¥1,700(税抜)
※収録楽曲は“豪華な通常盤”と共通
・ジャケットカスタム仕様

■『ダウトの行進』特設サイト
http://kusoiinkai.com/tokusetsu/doubt/

■ライブ情報
空想委員会 リリースワンマンツアー「ダウトの行進」
4月8日(金) umeda AKASO
4月17日(日) 名古屋ダイアモンドホール
4月30日(土) Zepp DiverCity TOKYO

■オフィシャルHP
http://kusoiinkai.com/

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