TOKIO、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP……バンド演奏のあるジャニーズグループの実力を探る

Hey! Say! JUMP

(C)タナカケンイチ

 関ジャニ∞と同じく、コンサートでバンドによるパフォーマンスを披露しているHey! Say! JUMP。2009年前後からバンドを始め、2011年に発売したシングル「Magic Power」のMVでは演奏シーンを披露した。とはいえ、キャリアが浅いだけにまだ成長中である感は否めない。しかし、その中でも演奏スキルが光るメンバーがいる。例えば、ドラムの中島裕翔だ。現在22歳の中島は、中学2年からドラムを始め、独学にも関わらず、その腕前はかなりのもの。コンサートでドラムのソロプレイを披露したり、アルバム『smart』では「ゆーと叩いてみた」というドラムソロ曲が収録されていたりと、実力を余すところなく発揮している。

 また、岡本圭人のギターにも注目である。ギターの演奏に定評がある元男闘呼組・岡本健一を父親に持つ彼は、父親から直接ギター指導を受けており、バンドのクオリティ向上に一役買っている存在なのだ。他にも、八乙女光には10年以上のベース歴があり、伊野尾慧も6年間ピアノを習っていたという。努力を欠かさないメンバーが集っているHey! Say! JUMP。彼らがバンドとして成長していく過程を見ることができるのも、グループを応援する上での楽しみのひとつになっているのではないだろうか。

 歌、ダンス、演技、パフォーマンス、楽器……と、何でもこなせる彼らは、“さすが天下のジャニーズ”といったところだ。ジャニーズメンバーたちが、彼らの個性を表現する術のひとつとして“バンド”を選択することは、今後当たり前になってくるかもしれない。また新しいジャニーズの楽しみ方が増えそうだ。

(文=高橋梓)

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