『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』映像作品リリース記念インタビュー

SKE48大矢真那と須田亜香里が語るグループの変化「止まったと思ったSKEがすごい勢いで動き出した」

大矢真那(左)と須田亜香里(右)。

 SKE48が、9月9日に初ドキュメンタリー映画『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』のDVD&Blu-ray版をリリースする。同作は、『DOCUMENTARY of AKB48』シリーズにおいて、姉妹グループのなかでも最も早く結成したSKE48に密着し、1期オーディションから撮り続けられてきた膨大な記録映像と今回新たに収録されるメンバーインタビュー、舞台裏で撮られた秘蔵VTRなどを構成したもので、知られざるメンバーの一面や、大量卒業の裏で起きた出来事のほか、松井珠理奈と松井玲奈という対照的な両エースの姿を描くもの。特典映像には、メンバーが各地で行った舞台挨拶の模様や、本編には収録されなかったインタビュー映像などが収録されている。

 今回リアルサウンドでは、映画公開時に行った1期生の松井玲奈と大矢真那へのインタビュー(参考:SKE48松井玲奈と大矢真那が語る、激動の6年間とこれからの課題「今はグループを立て直す時」)に続き、大矢と3期生の須田亜香里を直撃。映画公開以降の反響や、直近の『AKB48 41thシングル選抜総選挙』で大矢が躍進し、須田が後退したこと、グループに起こった変化などについて、じっくり話を訊いた。

「次の公演を待っているのはチームSなんだけどな…(笑)」(大矢)

――SKE48の6年間を凝縮した『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』が公開されてはや6カ月経ちました。映画について周りの反応はどのようなものでしたか?

須田亜香里(以下、須田):何回も見ることで見方が変わったり、見る人によっていろんな味わい方が出来る映画だと感じていましたが、思っていたよりも多くの方に「何回も見たよ!」って言っていただけて嬉しかったです。

大矢真那(以下、大矢)この映画は私自身、冷静に見ることができた映画だったんですが、長く応援してくれているファンの方も冷静に見てくれたみたいで…。グループを長く見ているぶん、私と感覚が近かったのかなって思います。出てくる場面について、全部その時の感情が蘇ってくるから客観視できないんですよ。「物語として見れない」というか。私もその時々で出来事をブログに書いていたりするから、ファンの方も実体験のように冷静に受け止めてくれたんだと思います。

須田亜香里。

――お二人がそれぞれ印象に残っているシーンを教えてください。

大矢:『AKB48 22ndシングル選抜総選挙』で、SKE48のメンバーが次々に名前を呼ばれていくシーンですね。現場にいても、改めて映像で見ても鳥肌が立ちました。

――高柳明音さんの“直訴”も話題になった回でしたね。今年の『AKB48 41stシングル選抜総選挙』では、NMB48の藤江れいなさんがそのオマージュをしていました。

大矢:あれはビックリしました…。「これ何年か前にも同じ光景を見たぞ?」って。でも、次の公演を待っているのはチームSなんだけどな…(笑)。ちゅり(高柳の愛称)が訴えかけたときの状況と違って、今はどのチームもオリジナル公演を待っている状態だから、今回は「ちょっと待ったー!」って告白番組みたいに入っていきたくなりました。

須田:オリジナル公演やってみたいな…。私は、SKE48に入る前の場面ですが、チームSの「制服の芽」公演を迎えるまでのハードな道のりと、公演当日にステージ上で見せた、辛さを全く感じさせないパフォーマンスですね。「お客さんに苦労は関係ない」という格好良さや、私が追いかけてきた先輩たちの頑張っている姿にジーンときました。

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