AKB48メンバーに土田晃之が“芸能界で生き残るコツ”伝授 「バラエティは近道だけど短命だよ」
また、番組では20年後にピークを迎えるかもしれないメンバーを調査。収録時間に偶然スケジュールが空いていた内田眞由美、大家志津香、川本紗矢、内山奈月、島田晴香を呼び出し、運試し企画を実施。同番組公式レフリーのボンバー斉藤によるジャッジのもと、一人だけがマラソン後に炭酸水を飲まされる「マラソンDE給水」を行い、島田が炭酸水を引き当てた。続いて5人が思い入れのあるお宝(サングラス・腕時計・写真・オルゴール・ネックレス)を並べ、ボンバー斉藤がランダムでどれか一つを破壊するという「ボンバー斉藤のお宝ボンバー」のコーナーでは、大家が母親に初めて貰ったプレゼントだというサングラス(レイバン)が破壊され「全然良くない!ホントありえないし笑えない」と、悲しみの表情を浮かべた。
3つ目の競技として行われたのは、中国語で書かれた5つのメニューのうち、一つにゲテモノ料理が混ざっているという「グッドラック中華」。各メンバーが思い思いのメニューをセレクトするなか、大家の選択したメニューは「サソリの素揚げ」であることが発覚し、大家は涙と鼻水を噴出しながらサソリを食し、番組が選ぶ「20年後にピークを迎えるかもしれないメンバー」に選ばれた。
スタジオではVTRを見守った土田が「もっと知らない、才能ある子が見たかった。大家さんはもうクイズ番組とかいっぱい出てるじゃん」と、番組のキャスティングに対して苦言を呈すると、井森も「大器晩成型がいるかもしれないからね」とこれに賛同。続いて土田は「トップにいる人よりも地味な人の方が生き残る。今テレビ出てるやつなんていなくなるからさ」と指原を差してコメントし、「私のことですよねそれ!」と指原の怒りを買った。また、井森は指原に対し「不安になることとかある?」と質問すると、指原は「ありますあります。だから絶対お金も使わないし、60歳から10万円ずつもらえる保険にも入ってる」と金銭面でも先を見据えた人生設計をしていることを明かした。
その後、指原は「20年後どうなってると思う?」と、この日スタジオに来ていたメンバーへ質問すると、小嶋真子が「アルバイトがしたくて…。AKB48を辞めたらすぐするつもり。クレープ屋さんがいい」とコメントし、土田から「だったら20年後じゃなくてすぐ辞めた方が良い」という指摘を受けた。番組の最後には、井森が後輩アイドルであるAKB48メンバーに向けて「芸能界で生き残るコツは、『ブレない』『媚びない』『すぐ売れない』だよ」とアドバイスを贈った。土田はこの意見に大きく頷いたうえで「ちょっとずつ地味に売れていく方が、『あの人テレビでてるな』となるし、急に出てくると一発屋になってしまって飽きられるのが早い。結局この世界は長く生きられなきゃ損。バラエティは近道だけど短命だよ」と芸能界の厳しさをメンバーに教え込み、番組が終了した。
(文=向原康太)