嵐の音楽性は“アダルト”と“デジタル”の融合へ 近作のサウンド傾向を読む

 通算40作目のオリコン1位となったシングル『誰も知らない』。そのカップリング曲となったファンキーなナンバー「Keep on tryin’」は大野智の伸びやかな声を最大限に引き出した、これまた『LOVE』にも通ずるアダルトな楽曲。そしてアルバム『THE DIGITALIAN』リリース。機械的な「デジタル」とアナログな「ヒューマン」を融合させることをテーマに作られたこのアルバムは、未来感と大人の嵐を組み合わせた新機軸、2014年の嵐を表す集大成のような仕上がりとなった。

 2014年は嵐にとってアニバーサリーであると同時に「変化」あるいは「進化」の1年だった。これまでの地位や名声に安住することなく、新しいステージへと挑戦する精力的な年。そしてその挑戦は今年も続く。それは先日解禁された最新シングル『Sakura』を聴けば明らかだろう。2015年は果たしてどんな姿を見せてくれるのか、今年も嵐の活躍から目が離せない。

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