嵐、ハワイコンサートの裏側 リーダー・大野智が男泣きした理由とは

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15周年記念ライブをハワイで行った嵐。

 嵐のデビュー15周年記念ハワイコンサート『ARASHI BLAST In Hawaii』の模様と、その舞台裏に密着したドキュメンタリー『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』(NHK)が、11月7日に放送された。

 同番組では、リーダーの大野智がナレーションを務め、コンサートの準備からカメラが密着し、そのステージを成功させるまでの流れを追うとともに、これまでの嵐の軌跡や、コンサート終了後にメンバーだけで話し合った本音トークの模様も届けられた。コンサートの演出家としての松本潤の姿や、嵐のムードメイカーである相葉雅紀が、過去に胸の病気を患った時の心境、コンサート中に二宮和也に起こったトラブルと、それを支えるメンバーたち、そしてスタッフたちの指揮を取る櫻井翔の姿など、普段は見られない貴重なシーンが盛り沢山のドキュメンタリーとなった。

 特に印象深かったのは、大野による告白と、コンサート終了後に彼が涙した理由だ。5人だけのトークで、大野はかつて嵐を辞めようと思ったことがあることをメンバーに伝える。「2006年くらいから、正直やめようと思ったの。この仕事をしていたら出来ないことに興味を持ち始めた。海外を放浪したくなっちゃった。単純に自由になりたいみたいな気持ちで、この気持ちのまま(メンバーとは)一緒にいれないなって。すごい葛藤していた」と、当時の心境を語る大野。しかし、10周年を迎えたとき、多くの人々に「尋常じゃないくらい祝ってもらった」ことで、自分が嵐の一員であることの幸せに気付いたという。

 大野はコンサートの最後に、「ハワイに来て、もやもやしていた気持ちとかすごく思い出しました。でも、15年経った今、そのときに感じていたもやもやの気持ちや葛藤はありません。メンバーのみんなだったり、スタッフだったり、マネージャーだったり、何より15年支えてくれたみなさんのおかげだと思います」と、涙ながらに語った。寡黙でマイペースな印象の彼だが、実は嵐のことをいつも真剣に考えてきたことが垣間見れる瞬間で、多くのファンにとっても胸に迫るシーンだったのではないだろうか。

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