AKB48、じゃんけん大会優勝者はみるきー 次作センターもサプライズ発表
Gブロックは前回大会優勝者であるSKE48の松井珠理奈と、AKB48の横山由依のグループ中核メンバー対決が1回戦から実現。人気メンバー同士の対決とあって大歓声で沸いた会場のなか、松井が勝利したが、続く小谷里歩に敗退。NMB48の次世代エース・薮下柊を破った中西智代梨とともに選抜入りを果たした。Hブロックは第一回じゃんけん大会覇者の内田眞由美がまたも選抜入りすると、渡辺美優紀も順当に勝ち進み、34thシングルカップリング選抜のベスト16が出そろった。
一旦仕切りなおしたあと行われたベスト16の試合では、川本が柏木を破る下剋上を見せると、前回大会まで一度も勝利していなかった宮崎が朝長に勝利し、岩立が同チームの岡田との対決を制すなど、いきなり大波乱を見せた。ベスト4では川本と小嶋、岩立と渡辺の、若手メンバーと中核メンバーの対決に。小嶋が「ずっとヘラヘラしてたらここまで来た。次は勝ちたいです」と普段見せない一面を語り、見事この対決を制すと、続けて渡辺も勝利。最終決戦は小嶋と渡辺による中核メンバーの一騎打ちとなった。
決勝開始前には、小嶋が「9年間AKBとして活動してきましたが、やっとここで本気を見せる場面が来ました。絶対勝ちます!」と、勝利に対し貪欲な姿勢を見せると、渡辺は「私も、明後日21歳の誕生日なので、いい誕生日プレゼントになるように勝ちたいと思います!」と返し、試合がスタート。1回のあいこを挟んだあと、渡辺がこの対決を制し、ソロデビューの座を勝ち取った。渡辺は号泣しながらトロフィーを受け取ると「応援して下さった皆さん、本当にありがとうございます。やっとみなさんに恩返しができるんじゃないかと思って、すごくうれしいです。頑張ります! そんなに歌は上手くないけど、一生懸命頑張りたいと思います」とファンへ向けてメッセージを送った。その後、NMBメンバーがステージに集結すると、小谷は「夢を見ているようで嬉しい」、山本が「私がソロデビューしたら、ちゃんとチェックしてね」と渡辺を祝福。
その後、サプライズで38thシングルの発売日が11月26日であること、センターに渡辺麻友とHKT48の宮脇咲良が抜擢され、選抜メンバーに松井珠理奈、島崎遙香、指原莉乃、入山杏奈、高橋みなみ、白間美瑠、川本紗矢、小嶋陽菜、松井玲奈、木崎ゆりあ、森保まどか、川栄李奈、武藤十夢、須田亜香里、柏木由紀、加藤玲奈、横山由依、大和田南那、高橋朱里、山本彩、向井地美音、宮澤佐江、小嶋真子、生駒里奈、峯岸みなみ、田野優花、渡辺美優紀、大島涼花、兒玉遥、中野郁海が発表されると、会場は騒然とした空気に。宮脇や田野など、初選抜入りを果たしたメンバーは嬉しさに泣き崩れ、総監督の高橋みなみの挨拶とともに、今回のじゃんけん大会は幕を下ろした。
(文=向原康太)